新版K式発達検査とは?検査方法や費用などをご紹介します
ただし、知能の発達程度が生活年齢(CA)の何歳に相当するかを示した精神年齢の適用範囲では、14歳、15歳級までとなっています。(生活年齢とは、暦年齢を指します。)なお、どのような発達段階であっても適用可能です。
■実施時間:15分~60分程度
生活年齢(CA)によって検査用紙が異なるため、実施時間も年齢に応じて異なります
■実施頻度:検査結果による
検査の結果、とくに発達が遅れていると考えられる子どもの場合は、1回の検査で障害の有無を決めず、検査を受けた後の経過を観察することが必要です。
経過観察のための間隔は、1歳未満は1ヵ月以上、1歳~3歳未満は3ヵ月以上、3歳未満は6ヵ月以上、学童期以降は、1年~2年以上あけることが望ましいとされています。経過観察を終えて、再検査する場合が多いようです。
http://www.as-japan.jp/j/file/rinji/assessment_guideline2013.pdf
発達障害児支援とアセスメントに関するガイドライン
http://forum.nise.go.jp/soudan-db/htdocs/index.php?key=mudncwnlg-477
国立特別支援教育総合研究所発達検査
http://www.prccs.otemon.ac.jp/item/clinic/clinic03_nakashika.pdf
新版K式発達検査2001の課題と有用性 ─精神遅滞の定義の視点から─
新版K式発達検査の検査方法
出典 : http://amanaimages.com/info/infoRF.aspx?SearchKey=11038020112
新版K式発達検査の検査形式は1対1(検査者と被検査者)の個別式検査です。検査実施の際には、被検査者と検査者は向かい合うのではなく、隣に座ることが原則となっています。
新版K式発達検査では、生活年齢(CA)にしたがって、検査用紙が第1葉(よう)から第6葉までの6枚に分かれています。
また、検査課題に対し、被検査者が過度に緊張している場合は強要せず、興味や注意が持続させられるよう気を配り、十分に力を発揮できるよう配慮されています。検査では、検査結果だけでなく検査用紙の空白の部分などを利用し、できる限り被検査者を観察した内容を書き留めることが望まれています。
『発達障害児支援とアセスメントに関するガイドライン』によると、新版K式発達検査の検査用紙に配置されている検査項目の生活年齢(CA)