子育て情報『特別支援学級を徹底解説!障害ごとの教育内容から卒業後の進路まで』

2017年10月29日 12:00

特別支援学級を徹底解説!障害ごとの教育内容から卒業後の進路まで

ただし、高校で特別支援学級を設置している例はまだ見受けられず、在籍している生徒数も調査によると0人になっています。

特別支援学級を設置している小学校の割合は76.6%、中学校は73.7%と、ほとんどの小・中学校が特別支援学級を設置しています。また、特別支援学級に在籍している幼児児童生徒の数、特別支援学級の数は、どちらもここ20年間は増加傾向にあり、そのニーズの高まりとともに小・中学校での支援体制の整備が進んでいます。

http://www.mext.go.jp/component/a_menu/education/micro_detail/__icsFiles/afieldfile/2015/06/08/1358541_01.pdf
文部科学省特別支援教育資料(平成27年度)【第1部集計編】


3. 特別支援学級の対象となる障害の基準は?

特別支援学級を徹底解説!障害ごとの教育内容から卒業後の進路までの画像

出典 : http://amanaimages.com/info/infoRF.aspx?SearchKey=11038021194

特別支援学級は障害種別ごとに、知的障害、肢体不自由、病弱・身体虚弱、弱視、難聴、言語障害、自閉症・情緒障害の7種類のの学級があります。特別支援学級の対象となる障害の程度は以下の通りです。

知的発達の遅滞があり、他人との意思疎通に軽度の困難があり日常生活を営むのに一部援助が必要で、社会生活への適応が困難である程度のもの

補装具によっても歩行や筆記等日常生活における基本的な動作に軽度の困難がある程度のもの

・慢性の呼吸器疾患その他疾患の状態が持続的または間欠的に医療又は生活の管理を必要とする程度のもの
・身体虚弱の状態が持続的に生活の管理を必要とする程度のもの

拡大鏡等の使用によっても通常の文字、図形等の視覚による認識が困難な程度のもの

補聴器等の使用によっても通常の話声を解することが困難な程度のもの

口蓋裂、構音器官のまひ等器質的又は機能的な構音障害のあるもの、吃音等話し言葉におけるリズムの障害のあるもの、話す、聞く等言語機能の基礎的事項に発達の遅れがあるもの、その他これに準じるもの(これらの障害が主として他の障害に起因するものではないものに限る。)で、その程度が著しいもの

・自閉症又はそれに類するもので、他人との意思疎通及び対人関係の形成が困難である程度のもの
・主として心理的な要因による選択性かん黙等があるもので、社会生活への適応が困難である程度のもの

http://www.mext.go.jp/b_menu/hakusho/nc/t20020527001/t20020527001.html
文部科学省通知「障害のある児童生徒の就学について」

関連記事
新着子育てまとめ
もっと見る
記事配信社一覧
facebook
Facebook
Instagram
Instagram
X
X
YouTube
YouTube
上へ戻る
エキサイトのおすすめサービス

Copyright © 1997-2024 Excite Japan Co., LTD. All Rights Reserved.