子育て情報『異食症とは?「氷、髪の毛などを食べたい衝動がとまらない」主な症状やタイプ別特徴、対処法まとめ』

異食症とは?「氷、髪の毛などを食べたい衝動がとまらない」主な症状やタイプ別特徴、対処法まとめ

その代表的な例として、統合失調症、脅迫性障害、パーソナリティ障害などの他の精神疾患、自閉スペクトラム症などの発達障害、知的障害、そして認知症があげられます。

上記で述べた他の疾患と異食症と併存している場合、目に入るものが食べ物かどうか判断することを難しいと感じる認知の障害が元となり、異食行動を起こしている場合が多いです。

そのため異食症として摂取してしまうものは、その人の身近にあり手に入りやすいものであることが多くなります。例えば氷、毛髪、氷、土、毛髪、絵具、ひも、鉛筆の芯、布、ほこり、糞便、紙片が挙げられます。

またパーソナリティ障害の場合は、自傷行為のために釘や針を異食したり、出血するまで爪をかんだりすることがあります。パーソナリティ障害とは、思考、感情、人とのかかわり方、衝動の制御の4つのうちの少なくとも2つにおいて、柔軟性がないと判断された場合に診断される疾患です。パーソナリティ障害がある人は、考え方や行動パターンの偏りが大きくなるため、異食行動を起こしてしまうことがあります。

異食症と一緒に発症しているその他の疾患が直接的な原因となる場合があります。
疾患が進行していく途中に異食行動を起こすようになり、エスカレートしていくと異食症と診断される傾向があります。

・自閉症スペクトラム:
自閉症スペクトラムとは、社会性と対人関係の障害、コミュニケーションや言葉の発達の遅れ、行動や興味の偏りの3つを特徴とする発達障害の1つです。この場合の異食行動は、本人が特定の食べものの視覚や舌ざわりに対して強いこだわりを持った場合に起こることが多いです。

・統合失調症:
統合失調症は、感情や考えがまとまりづらく、気分や行動、人間関係などに影響が出てきてしまう疾患です。この場合の異食行動は、幻覚や妄想の症状によって引き起こされやすいと言えます。

・認知症:
中度~重度へと進行した際に引き起こされる、味覚障害、認識障害が主な異食行動の原因となります。

・知的障害:
18歳までの発達期に生じた知的機能の障害により、理解、判断、思考、記憶、知覚などの知覚機能の発達が、周囲と比べて遅れている状態のことです。発達の遅れによる認知の障害が異食症の要因と言われています。



異食症と関係する合併症

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出典 : http://amanaimages.com/info/infoRF.aspx?SearchKey=11038019723

異食症では普段口にすることがない物質を体内に入れるため、身体的に様々な合併症を引き起こすこともあります。

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