2016年10月19日 14:00
大人の正義感で不登校を「問題」にしちゃってません?発達障害の息子が語った、学校に行かない理由
学校生活を楽しんでいるかに見えた息子。ある日から登校を渋るように
出典 : http://amanaimages.com/info/infoRF.aspx?SearchKey=10161005339
2学期が始まり2週間ほど経ったころ、アスペルガー症候群を持つ小学1年生の息子・ハルが、「学校へ行きたくない」と登校を渋りました。
勉強も運動も得意で、コミュニケーション能力が高く友人が多い息子が、そんなことを言い出すのは、私にとって意外なこと。
しかし、「夏休み明けに疲れが出て休みたがる子は多い。大抵の子はすぐにまた学校へ行きたがるから心配ない」というような話をどこかで聞いたことがあった私は、さして気にはしませんでした。
ただ、何かしらの問題を抱えていて言い出せない、という可能性も危惧し、念のため理由を聞いてみることに。すると、「何かあったわけじゃない。でもうまく言えない」と言い、困ったような表情を浮かべました。
同じアスペルガー症候群の私自身にもあることなのですが、自分の感情をすぐさま理解できなかったり、心の中にある思いを上手く言語化できないことが、息子にはしばしばあるのです。
ですからここで無理に聞こうとしても、ますます困るのが目に見えているので、「整理がついたら教えてね」とだけ伝え、私は息子の要望を聞き入れ、欠席する旨を学校に連絡しました。
3日後に学校から電話が。一方的に話を展開する先生についカーッときた私は…
出典 : http://amanaimages.com/info/infoRF.aspx?SearchKey=28144081924
そんな調子で3日休んだとある週末、担任の先生から電話がかかってきました。
先生「このままですと、息子さんは不登校になる危険がありますよ」
私「危険?何が危険なんですか?しかも、たかだか3日で…」
先生「きっとハルさんは“こう言えば学校を休める、嫌なことから逃げられる”ってパターンがわかってるんですよ。休み癖が付いてきてるんじゃないですか?」
私「休みぐせ?何ですかそれ?息子は息子なりの理由があるのかもしれなくて、今は言葉にまとめられないと申し上げたじゃないですか!!」
先生「だってそうとしか考えられませんよ、この状況は」
冷静に話さなければならないのはわかっていましたが、息子なりに理由を整理しようとする姿を見ていた私。