言語療法・言語聴覚療法とは?言語療法の対象となるのはどんな人?具体的な方法、費用について紹介します
失語症のトレーニングの一例を以下に挙げます。
・耳で聞いたり、目で見せたりして、言葉の理解力を伸ばす練習
・絵や文字を見て、その言葉を言う練習
・日付・名前など、自分にとって身近なものを紙に書く練習
・言葉以外の方法でコミュニケーションをとる練習
■高次脳機能障害の場合
知能・心理検査によって、障害の状態や問題点を挙げ、本人の状態に合わせてトレーニングのプログラムが組まれます。高次脳機能障害トレーニングの一例を以下に挙げます。
・注意力を強化する練習
・新しく体験したことを覚える力を伸ばする練習
・物事を計画し、順序立てて実行する力を伸ばす練習
・疲れやすい、またはやる気が出ないなどの社会的行動障害に対する対応
また、その他にも、家族に対する症状の説明、本人が社会生活を営むための家族への援助や、本人への心理的ケアなど様々な側面からも行われます。
http://www.gratia.or.jp/?page_id=273
言語療法 | リハビリテーション科 | 医療法人ガラシア会 ガラシア病院
http://www.ncvc.go.jp/cvdinfo/pamphlet/brain/pamph112.html#s1
脳卒中の言語リハビリテーション | 国立循環器病研究センター 循環器病情報サービス
子どもの言語療法
出典 : http://amanaimages.com/info/infoRF.aspx?SearchKey=10367006787
子どもの言葉の遅れには、年月を経るごとに自然と言葉が追いついてくる場合と、発達障害や聴覚障害の兆しとして言葉が遅れているという2つの場合があります。子どもが幼い段階ではその違いに判別がつきにくいことが多いですが、言語療法のトレーニングを受けていると、後から何らかの障害があるとわかった場合にも、専門家を通して適切なサポートを受けることができます。
子どもの言語療法では、言葉に対してだけではなく、運動やコミュニケーションなどその子どもの発達全体に働きかけるようなトレーニングが行われます。
子どもへの言語療法の流れは、以下のようになります。
保護者への問診、遊びを通した行動評定、聴力検査、発達検査、言語学習診断検査などにより、言葉の遅れや偏りの原因を見極め、支援の目標やトレーニングが決められます。
子どもの言語療法の支援は、個人へのアプローチ、環境へのアプローチ、家族へのアプローチの3つの観点から行われます。