パニック障害とは? 突然の動悸やめまいといった症状、原因や治療法、体験談をご紹介
パニック障害の症状の中でも最も代表的なもので、これはパニック障害と診断される条件となっています。多くは強い不安や恐怖を感じます。特定の状況で生じることが多いですが、再発にはムラがあることもあります。パニック発作の主な症状として次のようなものがあります。
動悸、心拍数の増加、発汗、身震いまたは震え、息切れ感または息苦しさ、窒息感、胸痛または胸部の不快感、嘔吐または腹部の不快感、めまい、ふらつき、気が遠くなる感じ、寒気または熱感、異常感覚(感覚麻痺またはうずき感)、現実感喪失、離人感(自分が自分でなくなるような感じ)、抑止力を失うなどがあげられます。
予期不安とはかつて発症した症状がもう一度起きたらどうしよう、などと次の発作への恐怖を抱くことをいいます。これは一度パニック障害を発症すると、その恐怖心や不安を忘れられないという性質と関係があります。予期不安は一般的に長期間続くことが多く、約1ヶ月続くことがほとんどです。
病気の急性期には、パニック発作が起こったときの状況がフラッシュバックとなって甦ることがありますが、治療が進み発作が起こらなくなると、自然に消えていきます。
予期不安では、主に次のような感情があらわれます。
・病気になってしまうかも?
・気絶してしまうしまうかも?
・死んでしまうかも?
・運転中に起きたら、交通事故を起こしてしまうかも?
・誰も助けてくれないかも?
・発作が起きた場所から、すぐに逃げられないのかも?
・取り乱したり錯乱して、恥をかいてしまうかも?
・人前で吐いたり倒れたりして、恥ずかしい姿を見せてしまうかも?
・他人に迷惑をかけてしまうかも?
広場恐怖とは、一般名詞の「広場」の意味に限った恐怖ではなく、ここでは「パニック障害における場所に関係する恐怖」を意味する医学用語です。以前発作を起こした場所、もしくは似ているところに行くと「また発作が起きるのではないか」という恐れを抱くことです。次の特徴を持つ場所が広場恐怖になりえると考えられています。
・発作が起きても、誰も助けに来れないところ
・逃げたくてもすぐ逃げられないところ
・発作が起きたら恥をかく、もしくは恥をかくと思われるところなど
広場恐怖が進行すると、行けない場所が多くなり行動範囲が狭くなることが多くあるので注意が必要です。
パニック障害の要因とは
出典 : http://amanaimages.com/info/infoRF.aspx?SearchKey=10142001964
パニック障害の要因には、気質要因、環境要因、遺伝子要因・生理学的要因があります。