2017年1月17日 13:00
悪気ゼロなのに神経逆撫で?アスペルガーな娘と「他人の気持ち」を考えた
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娘「(泣きながら)ひどい…。そんなのイヤだよ…。」
私「そう思うでしょ?あなたが今日伯父さんにやったのは、これ。こういうことなの。自分の大切なものや好きなものを否定され、別のものを押し付けられることが、どれだけ嫌なものかがわかってやっているの?」
娘「そんなつもりはなかったの!ただ、ガイドブックより本の方がためになると思ったから言っただけなの」
私「あのね。何に喜びを感じるか、何が好きで何を大切にするかは人によって違うし、自由に選択することができるのよ。それを価値観っていうの。人はそれぞれ自分だけの価値観を持っていて、他人がそれを否定したり馬鹿にする権利はないのよ。あなたも自分の大切な本を否定されて、今悲しかったでしょ?」
娘「すごく悲しかった…」
私「だったら、誰かの『好き』を否定するようなこと、もう2度としちゃダメよ。
優しい人はね、その場の空気を壊さないように、そんなこと言われても我慢してニコニコしてくれるけど、それに甘えちゃダメなんだよ。」
娘「ニコニコしてても、我慢してるときがあるの?」
私「そう。でもね、誰かが我慢してくれて成り立つコミュニケーションなんて、良いコミュニケーションとは言えないのよ。」
娘「じゃあ良いコミュニケーションってどんなの?」
私「そうねぇ。みんなが自分の好きなお話を安心してできるといいね。あなたと話すと否定されない、バカにされない、わかってもらえる…そんな風に思ってもらえたら大成功じゃないかしら?」
娘「確かにそんな人なら、安心してお話できるね!」
お互いの「好き」を認め合うことから始めてみよう!
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そうして、娘とルールを作ってみました。
① 誰かの「好き」を否定しないこと
② それが例え興味のないことでも、どんなところが好きなのか聞いてみて、自分の世界を広げるきっかけにすること
③ 興味がなくても、イイね!などの共感する言葉を使ってみること
まずはこの3つからです。簡単そうに見えて、なかなか自分のモノにするには時間がかかりそうですが、アスペルガーの特性である「ルールに厳格」