子育て情報『失語症とは?原因や症状、リハビリの方法や周りの人とのコミュニケーションまとめ』

2016年12月28日 20:20

失語症とは?原因や症状、リハビリの方法や周りの人とのコミュニケーションまとめ

が抜けることがあります。また、助詞を誤るなどの文法上の問題もみられます。

・自分の名前が書けない
症状が重くなると、自分の名前も書けなくなることがあります。自力では書けないときに漢字のへんやつくりの部分を書き示すとあとを続けて書くことができたり、見本の文字を示すと書き写すことができる場合があります。

・数字を言い間違える・聞き間違える
数字は失語症の人にとって聞き間違えたり言い間違えたりしやすいものの筆頭にあがり、軽度の人にとっても難しいものと言えます。数字の桁数が上がるほど理解も表現も難しくなり、たとえば電話番号や金額、日付や時間を言い間違えたり聞き間違えることがよくあります。

・計算が難しい
計算は一般的に九九を使う掛け算・割り算が難しく、足し算や引き算でも繰り上がり・繰り下がりがあると難しくなります。


失語症にはどんなタイプがあるの?

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出典 : http://amanaimages.com/info/infoRF.aspx?SearchKey=11021007102

失語症の症状は人によって千差万別ですが、脳が損傷を受けた場所や症状の程度によっていくつかのタイプに分けることができます。


運動性失語症は、脳(左脳)の比較的前の方の部分に障害が起き、運動性言語中枢(別名:ブローカ中枢)に障害がある状態です。このタイプの失語症は、イメージが言葉になる過程で障害がおこるため、話すことがうまくできず、ぎこちない話し方になります。また、言葉の発音が不明瞭になったり他の音に置き換わることがあります。

軽度の人は文章で話せますが、話すスピードは遅く、言葉の発音はしにくいです。重度の人は単語や短い言葉を話しますが、文章を話すことは難しくなります。感覚性失語症は、脳の比較的後ろの部分に障害が起き、感覚性言語中枢(別名:ウェルニッケ中枢)に障害がある状態です。このタイプの失語症は、なめらかにぺらぺらと話すことができますが言い間違いが多く、また相手の言ってることが理解できず会話が成立しないことがあります。

話すことよりも聞いて理解することが困難になるのがこのタイプの失語症です。
軽度の人でも複雑な文章は聞き取りにくくなり、重度の場合は日常の意思疎通が大変困難になります。

比較的軽度の失語症です。聞いて理解することはでき、会話も口頭で楽しめますが、物の名前が出てこないため、回りくどい話し方が多くなります。

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