2017年1月27日 11:00
母親ゆえに見落としていた“私”の気持ち-不登校の娘に気づかされたこと
不登校児が家にいるということ。それは私にとって、息の詰まる時間でもありました
出典 : http://amanaimages.com/info/infoRF.aspx?SearchKey=10736005968
不登校になり、自宅で過ごす子どもたち。
私の参加する親の会でもよく聞くのですが、彼らが自宅で過ごしていて辛かったことに「親がキレるのが怖かった」「親の機嫌が悪かったり、悲しまれたりした」という意見があるようです。
こうした子どもたちが1番望んでいることは、親は親で勝手に幸せになってくれること。テレビを見て笑っている姿でもいい、楽しそうに過ごしてくれるのが嬉しいのだと、私は思うのです。
そんな私も、娘が不登校になってからしばらくの間は、しょっちゅうキレていました。
そのたびに泣く娘を見ながら「これではいけないのに…」と、情けない気持ちでいっぱいだったのです。
私がどんなふうに、自分のイライラと向き合ってきたのか、ご紹介したいと思います。
また娘を叱ってしまった…もう同じことを繰り返さないために考えたこと
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そんなある日のことです。
私はまた些細なことで、娘にキレてしまいました。娘はポロポロと声も立てずに泣いています。
もう、こんな光景を見たくない!と思った私は、いつもと違う行動をとることを決意しました。
娘と話し合いながら、娘が泣くに至った出来事と自分のそのときの気持ちをメモ書きすることにしたのです。
その時の出来事を時系列に書いていきます。()は私の気持ちです。
①娘が夕飯を残した
(悲しくなった)
②娘に「後で食べる?」と聞いたら「いらん」と言った
③1時間後、娘が「袋ラーメンあったっけ?」と探しに来た。
自分では見つけられず、私が在宅仕事を中断して探してあげた
(なんで夕飯は食べないのにラーメンは食べるの?腹が立った)
④「ラーメン頼んだら作ってくれる?」と娘が言ったので、笑って「うん」と答えた。(こんな夜中に何で作らなあかんの。仕事中だったのに腹が立った。でも耐えなければと、あえて笑った)
⑤「やっぱり冷凍スパゲティ食べる。気持ち悪いけど」と言われたとたん、ブチ切れした私。
(前もスパゲティ食べてほとんど残して気分が悪くなったくせに。