2017年2月10日 11:00
娘の不登校を受け入れる決意から6年。今でも周囲の言葉に心は揺らぐ
と言われ…
周りからの言葉に、「私は怠慢なのかなぁ、もっと娘にとっていい方法を探さなくてはいけないのかなぁ」と心がかき乱されて、どっと疲れてしまったのです。
そして、突然焦って塾を探したり、居場所を探したり、福祉サービスを探してみたりと、すっかり自分を見失ってしまいました。
そのときだけではありません。
例えばブログなどで、「不登校だったけど親がしっかり支えて学校に通えるようになった話」を読んだときや、新聞で引きこもりの記事を読んだとき。
私の中の「子どもは学校へ行って就職して独立して一人前。それは親の義務。」という刷り込まれた価値観がムクムクと顔を出し、「本当に子どもに任せていて大丈夫なの?」「このまま引きこもりになったらどうするの?」と不安でいっぱいになってしまいます。
そして「うちの子は簡単な計算もできないし、雑談もうまくできないし、家の中で好きにさせていたら本人のためにならないんじゃないのかな…。私が何もしないのは努力不足なのかな?」と自信がなくなってしまうのです。
大事なことを思い出させてくれたのは、同じ悩みを持つ仲間たちだった
出典 : http://amanaimages.com/info/infoRF.aspx?SearchKey=11017016153
そんな私に大事なことを思い出させてくれたのが不登校の親の会の仲間たちでした。
「娘さんにはね、今は『世界は安心なところだ』ということを確認してもらうのが先ですよ。この前、編み物カフェにいったでしょ?それだけでもすごいことなんだから、できたねって一緒に喜んだらいいんです。無理に新しいことをしなくていい。」
「娘さんは『ちゃんとやらなければいけない』と思い込んで、外に出られない状態なんだと思います。何かできた、気持ちよく体を動かせたとかいう『今はこれが気持ちいい』という体験を積み重ねていくことが大切なんですよ。」
「勉強はいつでもできます。全然あせらなくていいんですよ。」
そう言われて目が覚めました。私は何を焦っていたのだろうって。
もう少しで、一番大切なことを見失ってしまうところでした。
私たち親子にとって、いちばん大事なことは何だろう
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親の会の仲間たちの言葉を聞いて、思い出したのです。