2017年2月17日 11:00
仮病じゃないの?子どもの体調不良の訴え、親はどう捉えるべきか
という意思を自覚していないこともあります。なんだかわからないけど、学校に行こうとしたら気分が悪くなる、無理に登校したら倒れそうになってしまうという症状が先に出ることが多いのです。
大人も会社に行こうとしたら体が動かなくなって、「これはひょっとして」とメンタルクリニックに駆け込み「うつ病」などと診断され、どれだけ自分が追いつめられていたか初めて気づくことがありますよね。
先に身体がサインを出すのは大人も子どもも一緒だなと思いました。
子どもの言葉を、まずはありのまま受け止めよう
出典 : http://amanaimages.com/info/infoRF.aspx?SearchKey=09508000094
身体のことだけではありません。娘は不安になると、奇想天外なことを考えて心配になってしまうことがあるようです。最近、
「夜になると、なんだかママが他の人と入れ替わっていて、本当はママじゃないんじゃないかって思ってしまう。しゃべっていたら『やっぱりママだ』と思うんだけど、それでもなんだか心配になって。
こんなこと思うなんて変なのかな?」
と打ち明けてくれました。
私にも経験があるので分かるのですが、神経質な人は、不安や精神的負担などが積み重なるといろいろとヘンなことを考えてしまうことがあります。大人でもそんなことが思い浮かぶようになったら不安だろうに、子どもだったらどれだけ怖いことでしょう。
口に出して打ち明けることができたらまだいいですが、黙って悩んでいるのならどれだけつらいかと胸が痛くなります。
私は、そのときはこういう風に言いました。
「誰でも頭の中では変なことを考えてしまうことはある。『そんなことはない』とその考えを打ち消そうとしたり、認めなかったらよけい考えてしまうものなの。『ああ、いま私はこんなことを考えているな』とそのまま認めて、そのまま生活していけばいいよ。
ただ、それでどうしても怖かったり、眠れなかったりと生活で困るようになったら病院に相談に行ったほうがいいね。そんな時は『もしかしたらママじゃないママ』に言ってくれてもいいし、そのママが怖かったらおばあちゃんに言ってもいいよ。」
これは不安神経症、強迫神経症でさんざん誰にも言えない考えに取りつかれた私の実体験から出た言葉です。
不安でいっぱいの子どもに、親ができることは?
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もし子どもが「あれ?」