子育て情報『アスペルガーの私が、大学生活で手に入れたかけがえのないモノ。』

2017年4月14日 11:00

アスペルガーの私が、大学生活で手に入れたかけがえのないモノ。

とホッとしたのを覚えています。

大学というところは、基本的にサークルやクラブ単位で人間関係が深められていく傾向があります。なので適当に顔を出しておけばいいようなサークルでもいいので、どこかのクラブ・サークルに所属することを私は強くおすすめします。

ちなみに、そういうところで知り合った先輩は、「楽勝で単位をとれる講義」「出席が甘い先生」などを教えてくれたりもします。学業に励むのもいいけれど、そういう情報も知っていて損はありませんよね。


初めて気づいた、自分のコミュニケーションの特徴

アスペルガーの私が、大学生活で手に入れたかけがえのないモノ。の画像

出典 : http://amanaimages.com/info/infoRF.aspx?SearchKey=10161016364

私は大学に入るまで、私は基本的に誰かと群れるということが苦手でした。

また当時の私は、難しい言葉を多用するしゃべり方をしたり、本音をオブラートに包まず相手に投げつけたりしていました。
さらに、きつく聞こえる方言が、それに拍車をかけていたのです。

ある日、そんな私にクラブの先輩が言いました。

「ヨーコちゃん、あなたのしゃべり方って怖い」
「偉そうに聞こえるし、怒っているようにも見える」
「もっとしゃべり方を直した方がいいよ」

はっとしました。そのとき初めて、自分の話し方とまわりの人の話し方の違いに気付いたのです。
みんなの話し方はトーンが優しく、相手に非があってもいったん受け入れて「だけど自分はこう思うよ」と相手を傷つけないように気遣っていたのです。私は初めてそのことに気づくことができました。

また、そのことを私に伝える時にも、先輩は攻撃的な態度ではなく、本音で心配な気持ちを伝えてくれました。
私にはそれがうれしく、素直に「そうか、そう思われるようなしゃべり方だったんだな」と納得し、みんなが不快にならないようなしゃべり方を身につけようと思いました。
そこで私は、周りの人たちがしゃべっている様子をよく聞いて真似することから始めました。自分の方言を封印することはありませんでしたが、きつい言葉は別の言葉に言い換えました。相手より優位に立とうとする態度もやめるように心がけていったのです。

すると周りの人の態度も変わってきて、先輩たちも「ずいぶんマイルドになったね」とほめてくれるように。どんどん肩の力を抜いて過ごせるようになり、大学で過ごすのがますます楽しくなりました。

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