2017年4月30日 15:00
不登校の原因・きっかけは?解決に向けた子どもとの向き合い方、進級・進学や支援機関について解説します
http://www.mext.go.jp/component/b_menu/shingi/toushin/__icsFiles/afieldfile/2016/08/01/1374856_2.pdf
参考:「不登校児童生徒への支援に関する最終報告 」
不登校になりやすい子どもの特徴・傾向はあるの?
出典 : http://amanaimages.com/info/infoRF.aspx?SearchKey=10736004426
平成4年、文部科学省による報告において不登校は子どもに特有の問題があることによって起こることではなく「誰にでも起こりうる」という認識が示されました。
http://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/seitoshidou/04121505/004.htm
参考:不登校への対応について(文部科学省HP)
しかしその一方で、不登校になりやすい子どもにはいくつかの共通した傾向が見られるとも言われています。
具体的には以下のような特徴・傾向が指摘されています。
・わがまま、自己中心的、非協調的
・非社交的・内向的
・自発性、自主性、決断力がない
・忍耐力のなさ
・友人関係がほとんどない
・手がかからない
ですが、上記で不登校は「誰にでも起こりうる」と述べた通り、子どもたちがこのような特徴や傾向を備えるに至った背景や経緯(生育環境や人間関係)についても注意が必要です。
また、手のかからない子どもが不登校になるというのは意外に思われるかもしれませんが、まじめで成績も優秀な子どもがある日、なにかをきっかけに不登校になるケースも少なくないようです。
子ども自身が持つこれらの特徴・傾向は、次章で説明する不登校発生メカニズムにおける「様々な要因」のひとつとなります。
http://amzn.asia/31KSNT1
参考:伊藤美奈子「思春期の心さがしと学びの現場―スクールカウンセラーの実践を通して」2000年、北樹出版
不登校と発達障害の関連は?
出典 : http://amanaimages.com/info/infoRF.aspx?SearchKey=11017006046
発達障害がある子どもであるからといって必ずしも不登校や引きこもりになるわけではありません。しかし、周囲の理解のなさや不適切な対応により人間関係がうまく構築できない、学習についていけないといった状況が進み、結果として不登校に至ってしまう可能性が指摘されています。