2017年5月28日 12:50
パーソナリティ障害とは?分類と症状、原因や具体的な治療法、周囲の接し方について徹底解説!
また、その他にも症状が似ている障害の存在も指摘されています。
本章では、前半で合併しやすい障害・疾患について、後半で症状の似たものについて紹介します。それぞれの障害・疾患について詳しく知りたい方は、関連記事をご参照ください。
■うつ病
気分障害の一つであるうつ病は、パーソナリティ障害と合併しやすいといわれています。
■双極性障害
双極性障害はうつ病と同じく気分障害の一つであり、気分が高まる「躁(そう)状態」と気分が落ち込む「うつ状態」を繰り返す精神疾患です。サイクロイド・パーソナリティ障害、サイクロタイパル・パーソナリティ障害の場合、双極性障害へと進展するケースが指摘されています。
■統合失調症
幻覚や幻聴、気分の落ち込みがある統合失調症。妄想性パーソナリティ障害、スキゾイド・パーソナリティ障害、統合失調型パーソナリティ障害から進展することがあるといわれています。
■不安障害
不安が異常に高まってしまう疾患である不安障害はパーソナリティ障害と合併することがあります。
http://seseragi-mentalclinic.com/anxiety-disorder/
不安障害とはどのような疾患なのか|せせらぎメンタルクリニック
■強迫性障害
自己愛性パーソナリティ障害に合併しやすいといわれています。
■摂食障害
摂食障害の症状の中でも、「過食」は境界性パーソナリティ障害、統合失調型パーソナリティ障害に合併しやすいようです。
http://www.mhlw.go.jp/kokoro/know/disease_eat.html
摂食障害|厚生労働省
■アルコール依存・薬物依存
アルコールや薬物への依存症状は、反社会性パーソナリティ障害と合併しやすいといわれています。
http://amzn.asia/3ISiRst
参考・出典:岡田 尊司『パーソナリティ障害がわかる本』ちくま文庫(2014)p.82
■妄想性障害
妄想性障害は、妄想性パーソナリティ障害や妄想型統合失調症と症状が似ています。
http://seseragi-mentalclinic.com/delusional-disorder/
妄想性障害(パラノイア)とはどういう病気なのか|せせらぎメンタルクリニック
妄想性障害のほかにも、発達障害はパーソナリティ障害と似た特徴・傾向がみられることがあります。