子育て情報『成長障害とは?低身長と高身長の基準はあるの?原因や治療方法を詳しく解説します!』

2017年5月25日 18:30

成長障害とは?低身長と高身長の基準はあるの?原因や治療方法を詳しく解説します!

と「SD」についての理解が重要となってきます。一見わかりにくい「成長曲線」と「SD」について、詳しく説明します。

成長曲線とは、子どもが生まれてから身長の伸びが止まるまでの間、身長と体重の伸び方や増え方をグラフ上に記録したもののことです。

通常、身長の伸びが止まるとは、思春期を過ぎ、子どもの身長の成長速度が1年間で1cm程度になった年齢を目安としています。大半の成長曲線の年齢軸には0歳から18~20歳までの目盛がふられているため、おおよそこの年齢の間、身長を記録していきます。

よく使われる成長曲線は、横軸に年齢、縦軸に身長が記入できるようになっています。成長曲線から、子どもの年齢が増えるにつれて、どのくらいのペースで成長しているのかを客観的に確認することができます。

成長曲線に子どもの身長を記録することで、平均の身長と比べて身長が低すぎるのか、高すぎるのか、などが明らかになります。
このように子どもの成長を目に見える形で記録すると、身長の伸びに異変が起きた時、早めに気づくことができます。もし、成長障害が何らかの病気が原因でもたらされている場合、その病気の早期治療にもつながります。そのため、子どもの身長を計測した時に、ただ数値を記録するだけでなく、成長曲線というグラフで記録することが重要です。

http://www.gakkohoken.jp/special/archives/199
公益財団法人日本学校保健会特集第1回「成長曲線」~学校での成長曲線の活用~

SDとは、標準偏差(StandardDeviation)の略称を指します。成長障害や子どもの身長に関してSDは、子どもの身長が、平均身長と比べるとどの程度低いのか、高いのか、客観的に判断するための基準という役割を果たします。

先ほどもご紹介したように、成長障害には大きく分けて低身長と高身長という2つのパターンがあります。医学的に診療の対象になる低身長は、-2SD以下、高身長は+2SD以上と言われています。医学的に基準が設けられた低身長や高身長はそれぞれ、同い年の子どもの中で2%程度いると言われています。


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野瀬 宰/著『子どもの身長が気になったら読む本 親がわが子にしてあげられること』2012年/幻冬舎


成長障害の原因とは?

成長障害とは?低身長と高身長の基準はあるの?原因や治療方法を詳しく解説します!の画像

出典 : http://amanaimages.com/info/infoRF.aspx?SearchKey=10179007030

成長障害になる原因には、何が考えられるのでしょうか。

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