子育て情報『ビジョントレーニングとは?「見る力」と学習障害との関わりは?具体的なトレーニング法をご紹介します』

2017年5月31日 17:50

ビジョントレーニングとは?「見る力」と学習障害との関わりは?具体的なトレーニング法をご紹介します

定規の両端と中心に貼ったシールを目の前で水平に持って、大人の指示に従って交互に見ていきます。シールは両端は赤、真ん中は青にして指示がわかりやすく通るようにすると、集中力を妨げずに済むのでよいでしょう。最初は指さしをしながら取り組んでもらい、徐々に指を使うことなく、目だけでポイントを追えるように行っていきます。ひとつのポイントに焦点を合わせたり、同時に2つのポイントを捉えたりする動作を順序に行っていくことで、ピントを合わせる力を養います。

近くでより目をしたり、離して見たりするトレーニングは、「忍法より目!」などと掛け声をかけて何かになりきったりすることで子どもも楽しく行うことができます。

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出典 : http://amanaimages.com/info/infoRF.aspx?SearchKey=11044030353

本を読むときの行がえが苦手な場合の眼球運動のトレーニング方法です。縦と横に文字が羅列してあるものを用意し、子どもは左端と右端の文字だけを声をだして読む。こうすることによって、他の文字にとらわれず、注目したい文字にだけ焦点を合わせていきます。


子どもが楽しく取り組むためには、「怪盗Xからの暗号文書!」などというタイトルをつけて文章を作成して、机の上においておき、解読ができるとお菓子のありかに辿り着けるなど、子どもが興味をもちそうな題材に置き換えてみるなど工夫を行ってみるのもよいかもしれません。「↑ → ↓ ← 」などと矢印がランダムに描かれた紙を使用してトレーニングを行うことができます。

2人組となり、1人が上記の矢印が描かれた紙をもち、指差していきます。もう1人の人は、指差された矢印の方向に動きます。「↑」だとジャンプする、「↓」だとしゃがむ、「→」だと右に一歩ずれる、「←」だと左に一歩ずれる、というように目で見た通りに体を動かすような練習をします。

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視空間認知には「目で見ること」「実際に手でものを触る」の2点が重要となります。その後、ねんど遊び・ブロックなどで目で見たものをそっくり作る・まねする遊びは「目と体のチームワーク」の力を養うのにも適しています。

まねっこしてお絵かきをするのもお進めです。
ここで求められる力は、黒板の文字を見て、自分の手元にあるノートに写すという板書をするときに求められる力にも合致する部分があります。

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