子育て情報『ネグレクト(育児放棄)とは?ネグレクトの判断基準は?もし見つけたらどうする?』

ネグレクト(育児放棄)とは?ネグレクトの判断基準は?もし見つけたらどうする?


ネグレクトとは?

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出典 : http://amanaimages.com/info/infoRF.aspx?SearchKey=11038019444

一般的にネグレクトとは、「幼児・児童・高齢者・障害者などに対し、その保護、世話、養育、介護などを怠り、放任する行為」を指します。中でも特に、子どもに対して行われるネグレクト、すなわち「育児放棄」を意味して使用されることが多いようです。

厚生労働省によると、ネグレクトは「身体的虐待・精神的虐待・心理的虐待とならぶ虐待の一つ」とされています。ほかの3種類の虐待が一般的に「子どもに有害なことをする」ものであるのに対して、ネグレクトは「子どもが必要とするものを親が提供しない」ことであると言えます。

またネグレクトは、その背景によって、物理的・経済的条件が整っているのにもかかわらず保護を遺棄する「積極的ネグレクト」と貧困や知識不足などが原因で保護ができない「消極的ネグレクト」とに分けられます。両者とも、親の注意が子どもに向いていないという点では共通していますが、根本的な背景が異なるために解決の方法も変わってきます。

http://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kodomo/kodomo_kosodate/dv/about.html
児童虐待の定義と現状|厚生労働省

厚生労働省の報告資料によると、平成27年度に全国の児童相談所が対応した児童虐待に関する相談のうち、約4分の1にあたる2万4438件がネグレクトであったとされています。また、年度別の推移を見るとネグレクトの相談件数は増加傾向にあります。


相談件数が増加している要因としては、後述する児童相談所全国共通ダイヤルの3桁化189(イチハヤク)が広く知られるようになってきたことや、児童虐待事件の報道によって国民の児童虐待に対する意識が向上したことが指摘されています。そのため、相談件数の増加は必ずしもネグレクトの数そのものの増加を示唆するわけではありません。

http://www.mhlw.go.jp/file/04-Houdouhappyou-11901000-Koyoukintoujidoukateikyoku-Soumuka/0000132366.pdf
平成27年度 児童相談所での児童虐待相談対応件数|厚生労働省

http://www8.cao.go.jp/youth/whitepaper/h27honpen/b1_05_02.html
平成27年版 子ども・若者白書 > 犯罪や虐待による被害|内閣府


ネグレクトに気付くためのサインはあるの?

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ネグレクトを受けている子どもには、どのような特徴があるのでしょうか?

一般的に、以下のようなサインが見られる場合、ネグレクトの可能性が考えられると言われています。

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