2018年4月24日 20:25
赤ちゃんと目が合わない…原因や疾患・自閉症スペクトラム障害との関係、 育児不安への対処法まとめ
赤ちゃんが注視・追視する様子が見られず、きょろきょろしていたり、不自然に頭を傾けていたりしていたら、注意する必要があります。
◇弱視
弱視とは、先ほど紹介した視力の発達する期間に、目をうまく使えなかったために視力が悪い状態のまま発達が止まってしまうことを言います。強い遠視や乱視が両目に見られる場合や、片目だけに遠視や乱視、斜視があるために視力が発達しない場合に弱視は起こりやすいと言われています。
弱視は早期に適切な治療や矯正(眼鏡着用など)をすることによって、治る可能性は高まります。頻繁に目を細めている、目つきに違和感があるなどわかりやすいサインが見られることもありますが、特に目立った症状が見られないこともあります。乳幼児健診の際に気になる点がないか専門家に診てもらうとよいでしょう。3歳になったら受けられる3歳児眼科検診を受診するのもおすすめです。
http://www.gankaikai.or.jp/info/20120115_color.pdf
社団法人日本眼科医会3歳児眼科健診のすすめ
紹介したような目に関する病気を赤ちゃんが発症している場合、次のような特徴が見られることがあります。
・瞳が白や黄緑色に見えることがある
・目が揺れることがある
・追視が見られない
・片目だけ上下左右に寄っていることがある
・片目を順番にふさいでみると、一方の目だけ嫌がったり、顔を背けたりするなど
http://www.jaco.or.jp/pdf/mame/check.pdf
目の健康を調べるチェックシート
パパ・ママは赤ちゃんと目が合わないな?と思ったら、それまでよりいっそう赤ちゃんの目や目の動きを観察し、何か異常がないか見てみることが大切です。
目が合わない赤ちゃんと自閉症スペクトラム障害との関係って?
出典 : http://amanaimages.com/info/infoRF.aspx?SearchKey=11038022146
この章では、目が合わない赤ちゃんと自閉症スペクトラム障害がどのような関係にあるのかについて詳しく紹介します。
自閉症スペクトラム障害は、主に「人とのコミュニケーションが苦手・困難」「こだわりの強さ・感覚のかたよりがある」という特性があります。診断基準によっては自閉症、アスペルガー症候群、広汎性発達障害などの診断名で呼ばれている場合もあります。