共同注意とは?アイコンタクト・指さしと子どもの発達の関係、自閉症との関連、発達を促す工夫をご紹介!
途中までは順調だった発達が、途中からゆっくりになることがあります。
自閉症スペクトラムの診断はアメリカ精神医学会による『DSM-5』という診断基準を使い、問診や知能検査、心理検査、子どもの行動観察などを行い慎重に判断されます。
また、子どもの発達のスピードには個人差があります。ですので、医師が確定診断を下すことのできるのは、だいたい生後18ヶ月から24ヶ月になってからといわれています。それ以前の月齢に確定診断のために病院を訪れても、経過観察になる場合がほとんどです。
そのため、共同注意が見られないからと言って、それだけで乳幼児が自閉症スペクトラム症と診断されることはありません。
ですが、もし、コミュニケーションがとりづらく、本人やパパ・ママが困っているとしたら、早期に専門機関や医療機関に相談することが重要です。必要な支援につなげてくれたり、発達を促す方法を教えてくれる可能性もあります。
もしも気になる点があれば、地域の子育て支援センターや児童相談所、児童発達支援センターなどに相談するとよいでしょう。
http://amzn.asia/ggUSiWy
アメリカ精神医学会/編/『精神障害のための診断と統計のマニュアル 第5版』2013年/医学書院/刊
共同注意、子どもの発達について相談をしたいときには
出典 : http://amanaimages.com/info/infoRF.aspx?SearchKey=11017019030
地域にはお子さんの発達をサポートしてくれるたくさんの機関があります。それぞれの機関によって、できることが異なるので、お子さんとご自身の要望にあわせて行く先を選んでいくことが大切です。
病院は基本的に、障害の有無の確定診断と薬の処方などを行うところです。病院によっては、施設の中に「発達センター」が併設されている場合もありますので、ホームページからお問い合わせください。
また先ほどお伝えしたように、障害の確定診断を医師が下すことのできるのは、子どもが一定の月齢になってからとなります。確定診断を求められている場合には、だいたい生後18~24ヶ月以降になってから行かれることをお勧めします。
子育ての不安・悩みを相談できる場です。
そのため、子育て中の親子が気軽に集い、交流することができたり、専門職による相談受付も行われています。行政や自治体が実施の主体となって行っているため、無料で相談をすることができます。