2018年6月21日 12:00
発達障害グレーゾーンの子がほんの数ヶ月の「発達の時差」で、自信を失わないためにできること
の先生は、「ひょっとして、娘にLDがあるのでは…?」という私の不安に対して、その場で絵本を読ませたり、口頭で簡単な計算問題などを出して、長女の様子(目の動かし方や、考える時間、話し方など)を観察し…
「お母さん、これはね、全然大丈夫。心配いらないよ」と断言して下さいました。
要するに、「これくらいであれば、通常の成長の個人差の範囲内」ということのようです。
そして実際に、数ヶ月経った夏休みの最中に、娘はある時すっと、ひらがな文の音読がすらすらできるようになりました。娘は学習面では万事この調子で、「あれ?ココができないなあ」と思っても、成長を少しの間待てば、ゆっくり部分の発達も自然と育つことができるタイプのようでした。
長女の発達のしかたは、発達の凸凹差が大きく「障害物」になっていた長男とはまた違っていて、部分的にほんの数ヶ月だけ、平均的な発達との間に「時差」があるだけなのかも…私はそう思うようになりました。
これは、小さなころは同学年の4月5月生まれの子より、例え健全に成長していてもなんとなく2月3月生まれの子を幼く感じてしまう、「早生まれ・遅生まれ」の差に、似ているのかもしれませんね。
だから、私は「自然な成長を待てば、娘の場合は問題なし!」と、気楽に構えることにしました。
ところが娘自身は、次第に学習に対する自信と意欲を失いかけていったのです。その理由は、「定型発達(ニューロティピカル)」に合わせた、学校の授業進行にありました。
http://www1.nhk.or.jp/asaichi/hattatsu/about_nt.html
「定型発達症候群って何?」NHK発達障害プロジェクト
「こんなハズじゃないのに…」学校でできない体験を積んでしまう娘
出典 : http://amanaimages.com/info/infoRF.aspx?SearchKey=11038018546
親バカな私から見れば、娘はよく機転が利く、しっかり者の利発な子です。言葉も達者で話がとても分かり易いし、観察力が鋭く、うっかり屋の私や長男が探し物をしていると、「あ、それ、ゲンカンに落ちてたよ」なんて、いつも教えてくれます。
ですから、決して「勉強のできない子」ではないと思っています。…ところが学校では、ゆっくり部分が育つまでの「発達の時差」の間に、長女は「できない体験」