子育て情報『書き初めの宿題が憂鬱…書くことが苦手な子どもへのサポート、 習字による書字向上のポイントをご紹介』

2017年12月28日 14:00

書き初めの宿題が憂鬱…書くことが苦手な子どもへのサポート、 習字による書字向上のポイントをご紹介

この3つの症状は、人によってその現れ方の傾向が異なります。大きく、「多動性-衝動性優勢型」「不注意優勢型」「混合型」という3タイプに分かれています。

ADHDの子どものこのような特性からもたらされる行動によって学業、日常のコミュニケーションに支障をきたすことがあります。書き初めをする際に、次のようなことが起こるかもしれません。

・一定時間座って習字をすることができない、集中力が続かない
・うまく書けないとイライラしてしまい、言動に出てしまう
・習字道具の取り扱いが苦手(すぐものを無くしてしまう、筆や硯(すずり)を洗い忘れてしまう)など

自閉症スペクトラム障害(ASD)は、社会的コミュニケーションの困難と限定された反復的な行動や興味、活動が表れる障害です。

書き初めに取り組むような年齢の子どもには、次のような特徴が多くみられます。
・集団になじむのが難しい
・臨機応変に対応するのが苦手
・どのように、なぜといった説明が苦手など

また、自閉症スペクトラム障害の子どもには、上述した発達性協調運動障害や、特定の刺激を過剰に受け取ってしまう感覚過敏などを併発することもあります。以上の特性から、書き初めを行うときには、次のようなことが起こるかもしれません。


・書く字の一部分にこだわってしまい、他の字の練習に取り組めない
・紙の肌触りや墨の匂いなどが苦手
・学校と家との環境の違いにうまく対応できず、学校では習字に取り組めていたのに家ではできなくなってしまう など


書き初めをうまく進めるコツをご紹介!

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出典 : http://amanaimages.com/info/infoRF.aspx?SearchKey=11038021715

子どもが感じている困りごとを踏まえ、書き初めの宿題を進めるにはどのような工夫があるのでしょうか。書き初めがうまくできない…という悩みの背景には、字を上手に書けないということだけでなく、姿勢の維持や目線の動かし方の不器用さ、集中力維持の困難さなど、さまざまな原因が考えられます。

子どもが書き初めに苦戦する原因は何なのか、習字に取り組んでいる様子や書き上げた作品、また普段の学校での学習状況も含めて総合的に判断する必要があります。根本の原因を理解したうえで、どんなサポート方法が子どもに有効かを検討してみましょう。

https://h-navi.jp/teaching/article_masters/11011501
発達ナビ・親子のヒント「ひらがなや漢字を正しく書けない」

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