子育て情報『アダルトチルドレンとは?症状や、生きづらさの原因は?回復のアプローチや取り組み方も解説します』

2018年2月16日 11:00

アダルトチルドレンとは?症状や、生きづらさの原因は?回復のアプローチや取り組み方も解説します

ただし、セラピスト自身がそういう家庭の出身者である必要はない。
4、カウンセリングか社会福祉学か心理学の分野で少なくとも修士号を持っている。
5、こちらの質問に喜んで答える。
6、こちらの自己開示を助けるが、セラピスト自身が自己開示的である必要はない。
7、友好的ではあるが、友人になろうとはしない。

出典:ジャネット・G・ウォイティッツ著『アダルト・チルドレン アルコール問題家族で育った子供たち』(金剛出版 1997/10/10)P.194~195

https://www.amazon.co.jp/dp/4772405615/
専門家のもとカウンセリングを行ったり、専門家のもとで同じような問題を抱える人たちとグループでカウンセリングを行うことで回復を目指します。

また困り事を抱える本人だけではなく家族の問題ととらえ、家族に対してもカウンセリングなどのアプローチを行う場合があります。

自分で生きづらさに対処する場合は、書籍を参考にするという方法もあります。
手軽に取り組めることがメリットですが、トラウマに向き合う際などはフラッシュバックを引き起こす恐れもあるので、安全を確保した状態で読み、無理しないようにしましょう。


アダルトチルドレンと家族

アダルトチルドレンとは?症状や、生きづらさの原因は?回復のアプローチや取り組み方も解説しますの画像

出典 : http://amanaimages.com/info/infoRF.aspx?SearchKey=10417000423

アダルトチルドレンは親との関係性の中で傷つき体験をし、トラウマを抱えています。そのような子どもは、自分の傷つきを自覚できると「自分は親のようにはなるまい」と考えます。しかし依存症に関していえば、家系内で代々繰り返されやすいという研究結果があります。物質嗜癖者の60%は、少なくとも一方の親が嗜癖者か、過去に嗜癖者だといわれています。

https://www.amazon.co.jp/dp/441442917X
参考:クラウディア ブラック著『私は親のようにならない―嗜癖問題とその子どもたちへの影響』P.92

また、アダルトチルドレン同士で結婚しやすいともされています。自分自身や結婚相手が、もしくはその両方が自分や結婚相手のことをアダルトチルドレンだと自覚して結婚する人は少ないとはいえ、この現象は世代間をこえて繰り返し起きやすいと言われています。

アルコール依存症という診断で入院している男の患者の2人に1人、その妻の4人に1人がアルコール依存症の父親をもっています。

関連記事
新着子育てまとめ
もっと見る
記事配信社一覧
facebook
Facebook
Instagram
Instagram
X
X
YouTube
YouTube
上へ戻る
エキサイトのおすすめサービス

Copyright © 1997-2024 Excite Japan Co., LTD. All Rights Reserved.