子育て情報『女の子の発達障害、思春期に起こる身体と心の変化とは?時期特有の悩みごとや、その対処法を説明します』

2018年2月2日 18:15

女の子の発達障害、思春期に起こる身体と心の変化とは?時期特有の悩みごとや、その対処法を説明します

発達障害がある子どもの中には、自分の言動や容姿が周囲にどのような印象を与えるのか想像をすることが苦手、または興味がない子どもがいます。

本人の悪気はなくても、周囲から「距離感が近すぎる」「はしたない」と感じられる言動をしてしまうことがあります。その結果、同性から距離を取られる、勘違いした異性による性的被害に遭う、などの問題に繋がってしまう可能性があるのです。

■「マナー」「エチケット」はルール作りで明快に!
発達障害の子は認知に特性があるため、「公共のマナー・エチケットを守りなさい」「女の子らしく」などの抽象的な注意は理解が難しいでしょう。

なぜその行動をしてはいけないのか(周りの人を嫌な思いさせたり、誤解させたりした結果、自分がトラブルに巻き込まれることがあるから、など)を説明すると同時に、してはいけない行動と、対応する行動案を合わせて示してあげましょう。

行動単位で提案されることで、判断の難しさが軽減されます。ルールの例として、次のような項目が考えられます。
・男の人に触らない…男の人と話すときは腕1本分の距離を取る。

・人前で着替えない…どうしても服を脱ぎたいときはトイレか保健室、更衣室を使う。
・人前で性器、胸を触らない…どうしてもかゆみ、違和感などで触りたいときはトイレに入る。
・人前で性的な発言をしない… 発言したいときは、おっぱい→胸などの言い換えを利用する。

子どもたちは、一つひとつ教えられるうちにパターンとして整理できるようになっていきます。根気はいりますが、ぜひ、具体的な言葉で示すことを続けてみてください。


生理について。ナプキンの扱い方、どう教える?

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出典 : http://amanaimages.com/info/infoRF.aspx?SearchKey=10161009192

生理は、思春期の女の子の体の変化でいちばん戸惑いやすいと言えるでしょう。この章では生理に関して発達障害の女の子にどんな困りごとが起こり、どうサポートするべきなのかを説明します。


生理(月経)は「約1ヶ月の間隔で起こり、限られた日数で自然に止まる子宮内膜からの周期的出血」を指します。医学的な正式名称は月経ですが、生理という呼び方も一般的です。初めての月経のことを初経と言い、迎える年齢は平均12~13歳(小学校6年生~中学校1年生)です。

初経が起きる前触れとして、体の変化があります。

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