子育て情報『女の子の発達障害、思春期に起こる身体と心の変化とは?時期特有の悩みごとや、その対処法を説明します』

2018年2月2日 18:15

女の子の発達障害、思春期に起こる身体と心の変化とは?時期特有の悩みごとや、その対処法を説明します

│国立スポーツ科学センターHP

このような変化を受け、女の子の身体は大人に近づいていきます。皮下脂肪の増加によって疲れやすく眠くなりやすくなる、生理に伴う体調不良など、変化と共に訪れる不調や困りごとがあります。

これからは、体の成長に伴う発達障害の女の子ならではの困りごとと、その対処法を紹介します。

思春期は”第二の誕生”と呼ばれるくらい、体に大きな変化が訪れます。この変化は、大人になる過程での自然な出来事ですが、大きな変化に戸惑いを覚える子どもたちも少なくないようです。特に、特性がある女の子は急な変化が苦手なため、強いストレスを感じることがあります。

また、身体つきの変化に伴い、日常で行うべき事柄が増えることも精神的負担になりえます。たとえば、ブラジャーを着ける、生理ナプキンを取り替える、などです。
これらのことを事前によく知らずに変化を迎えた場合、対応が遅れ、拒否感や苦手意識に繋がることもあります。

さらに、感覚過敏が原因でブラジャーのワイヤーで締めつけられる感覚を不快に感じる、不器用さゆえにホックを上手に閉められない、などの困りごとも考えられるでしょう。

■事前準備で見通し不安を解決!
見通し不安がある子には、前もってこれから起こる変化の内容を伝えておきましょう。特性がある子どもたちは、いきなり変化する身体への違和感や、異常なのではないかという不安を感じています。

親しい立場にある大人の女性が、体の変化は自然の流れであること、順調な成長の証であることを伝えておきましょう。さらに「胸が膨らむ」「おりものがでる」「初経は茶・黒っぽい血が少しパンツにつく」など、変化の内容を具体的に説明できると、よりイメージを持ちやすくなります。

■子どもの感覚にあった下着を選ぶ
ワイヤー入りのブラジャーに違和感を感じる場合、ワイヤレスのブラジャーやカップつきキャミソールを試してみましょう。比較的締めつけ感が少ないため、ストレスを減らすことが期待できます。


不器用でホックが上手に扱えない場合は、シームレスタイプのブラジャーがおすすめです。また、母親や姉妹など、身近にいる女性が実際に着けるところを見せたり、いっしょに練習したりすることも効果的です。

思春期は、自意識が芽生え、周囲の目を気にするようになる時期です。自分という存在を他者の視点から考えるようになるため、想像力や社会性が育まれる時期とも言えます。

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