子育て情報『障害者雇用で3ヶ月。実際に働くことで見えてきた、良かったこと・つまずいたこと』

2018年4月29日 11:00

障害者雇用で3ヶ月。実際に働くことで見えてきた、良かったこと・つまずいたこと


障害者として働いているのは自分のみ。職場で困ることも

障害者雇用で3ヶ月。実際に働くことで見えてきた、良かったこと・つまずいたことの画像

出典 : http://amanaimages.com/info/infoRF.aspx?SearchKey=10736004477

この会社では、障害者雇用で就労しているのは私のみという環境でした。また私が入社したのは、去年の冬のことで、2018年春の障害者の法定雇用率の引き上げを視野に入れた採用だったのかなと思います。

こうした採用は今後、増えてくると思いますが、周囲が発達障害などの障害者との接し方に慣れているとは限りません。理解が得られにくいとも言える環境で、私が実際に体験した困りごとと、どう対処したのかを振り返ってみたいと思います。

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例えば、イベント会場のリストを作成する仕事では、いくつ項目をピックアップするのかが分からないことがありました。
そのことを聞くと、「できるだけ、たくさん」といった指示が返ってきます。そんな時「どのくらい必要か?と具体的な数を聞いているのに、どうして返答がそんなに曖昧なんだ。質問の答えになっていないじゃないか」と苛立ちを感じることがありました。

私がここから得た教訓は、定型の人にとって、そもそも曖昧な指示が何なのかが分からないらしいということです。私は、普段から曖昧な指示を具体的に変えてもらうために、次のような表現を使っています。

■「〜という理解でよろしいでしょうか?」

私は、相手の意図を汲み取ることが苦手で、勝手に判断して仕事を進め、怒られるということがありました。それからは分からないことを分からないまま進めることはせず、確認してから進めるようになりました。

■「どうすれば、もっと良くなりますか?」

上記のように、方向性が間違っていないことを確認できてから、仕事に取り組みます。
進捗を2〜3時間くらいで伝えます。PowerPointなど資料の作成業務は、一通り終えたら、報告して確認してもらいます。

そこで「どうすれば、もっと良くなりますか?」あるいは、「他に必要な項目はありますか?」と聞くことで、「この項目が欲しいな」と指示が明確になり、私自身も安心して業務に取り組めました。また、このように聞くことによって、例え仕事が上手くこなせなくても意欲はあるというアピールに繋がるような気がします。

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