2018年6月9日 11:00
わが家は母娘ともアスペルガーでネット依存症。落ち込む私を救った、医師や娘の言葉とは…?
「あなたは依存症です」医師の言葉に救われた
出典 : http://amanaimages.com/info/infoRF.aspx?SearchKey=28174008055
発達障害に詳しい病院に転院して約1年半が経ちました。先生のアドバイスは発達障害の特性を踏まえており、ときには痛いほど的をついてきます。
ある日の診察で「深夜になってもネットを止められないんです。1日の終わりに、ホッとリラックスしながら、満足するまでSNSをやったり、いろんなサイトを見て回ったり、ネットゲームを楽しまないと気が済まなくて」と言うと、「それなら時間を決めて無理やりパソコンをシャットダウンさせるソフトがあるから、それで止めるようにしてください」とアドバイスされました。
探してみると、Windowsでは「Wise Auto Shutdown」という無料ソフトがあり、時間を決めると5分前からカウントダウンが始まって、時間がくると容赦なくシャットダウンされます。ただこのカウントダウン、キャンセルボタンで止めることができるのです。
次の診察で「先生、ソフトを入れてみましたが、キャンセルボタンを押してついついそのまま続けてしまうんです。
ひどい日には朝までやっていることもあります」と正直に言うと、
「あなたは依存症ですよ」
と衝撃的な一言を言われてしまいました。「え、娘がネットやゲームの依存症なのは分かっているけど私もなの?」とショックでした。
容赦なく先生の言葉は続きます。
「まぁね、発達障害がある人に、併発していることが多いんですけどね」
「先生、なんだか気分が重くなってきました」
「重くさせるように言ったんです。『大丈夫、いつでも止められますよ』なんて言われたら止めないでしょ?アルコール依存症などと一緒ですよ」
あきらめきれない私はなお先生に食い下がりました。
「ネット小説を読むのも大好きなんですけど、じゃあ本で読めば依存症じゃないんですか?」
「それなしではいられないのなら、やはり依存症ですよ」
あー、ばっさりやられてしまいました。くやしい。でも、私はそういう病気だったんだと分かったら、ふっと楽になったのです。
それから生活習慣をどうすればいいのかという話になりました。すでに睡眠障害状態だった私は「早寝早起きをしなさい」と言われることを恐れていました。だって、それができるくらいなら苦労しないというか自分にできるとは全く思わなかったからです。