2018年7月21日 13:00
「やる気」と「できた!」を引き出すトークンエコノミー。夏休み、親子で嬉しい成功体験を積もう!
また、あまり行かないお店なのに、スタンプを100個集めなくてはならないとなると、途中で挫折してしまう、ということもあるでしょう。
ですが、上手に目標と報酬が設定できれば、次第にポイントを集めること自体が楽しくなって、気づけばお店に行くのも習慣になっている、という経験のある人もいるのではないでしょうか?
子どもと取り組むトークンエコノミーシステムも、このポイントカードと同じような仕組みです。最終的には、トークン(ごほうび)がなくても、その行動ができるようになることを目指します。
トークンエコノミーシステムのメリットは?
出典 : http://amanaimages.com/info/infoRF.aspx?SearchKey=11038010948
・結果がシールやスタンプなどで見える化でき、できたことに着目しやすい
・目標と、目標までの見通しがたてやすい
・その場でご褒美にするものや活動がなくてよい
・シールやスタンプを集めること自体も楽しめるので継続しやすいなど
目標に向かって一定期間頑張ること、セルフコントロールや達成感が得られやすい方法です。ポイントをためてご褒美と交換するシステムなので、行動の直後にご褒美がなくても見通しを持って努力し、達成することを経験から学べます。この経験は、例えば大人になった時に給料の仕組みを理解しやすくなるなど、将来のセルフコントロールにもつながります。
例えば「お菓子を毎回買ってあげるのはちょっと…」というときなど、子どもとスモールステップで課題に取り組んでいると、ご褒美(強化子)を毎回提示することが難しいこともあります。
そんな時は「10回できたらお菓子」というポイント制は便利です。
また、夏休みなどで目標を決めてじっくり取り組みたい機会や、特に頑張りたいことがある時は、決まったご褒美(強化子)以外のちょっと特別なご褒美を設定することで、より継続しやすく、頑張れる場合もあります。
トークンのやり方&ポイント
発達ナビオリジナルのトークンシートは5回分と10回分の2種類あります。子どもの目標設定にちょうどいい方を選んで、下記のリンクからダウンロードし、プリントアウトしてください。
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「約束したことができたらシールが1枚貼れるよ。シールが貯まったら、ご褒美と交換できるよ。やってみない?」