2018年8月20日 16:30
音も光も見通し不安もダメ!外出は好きなのにツラかった…。「3つの対策」で、発達障害の私も遠出できるように!
子どものころの家族旅行。車中では元気いっぱいなのに…
出典 : http://amanaimages.com/info/infoRF.aspx?SearchKey=11038016020
ようやくやってきた夏休み!今日は待ちに待った隣県にある漫画の博物館にお出かけする日。
私と兄弟の3人は、両親を急かしながらそそくさと車に乗り込みます。父親が運転するバンの中で兄弟と一緒にはしゃいだり、流れていく景色を楽しんだり。車の中では、ワクワク過ごしているのですが…。
いよいよ目的地の博物館に着くと気分は一転。私は車から出たくなくてぐずってしまうのです。
人はたくさんいるし、どこに何があるか分からないし、大きい音で人気アニメの音楽が流れていたために家族の声もよく聞こえない。子どものころの私にとってそれはとても怖い場所に感じられました。
両親も兄弟も私をなだめて、車から出てもらおうと苦戦します。でも、なんとか車を出ても、1時間もしないうちに「もう帰ろう!」とか「足が疲れた!もう歩きたくない!」なんて言い出すありさま。家族から「せっかく来たのにもう帰るの?」と言われながら、なんとかいろんな展示物を見てまわるものの、あまり楽しめず、今すぐ横になって寝たい気持ちでいっぱいになるのです。
結局ぐずる私に引きずられて、家族旅行は予定より早く切り上げることに。帰りの車の中では、出発したときと同じように楽しそうにする私と、疲れて寝ている兄と弟…。
このお出かけに限らず、県外の大きな公園やショッピングモールなどに行くと、私はいつもこんな状態でした。
子どものころから、兄弟は全然大丈夫なのになぜ自分だけこんなに疲れてしまうのかが不思議でした。
多すぎる情報と不安感で、一気にぐったり
出典 : http://amanaimages.com/info/infoRF.aspx?SearchKey=10161012836
お出かけ自体は楽しみにしていましたし、移動中の車の中はよく知っている空間なので大丈夫でした。車の中は安心していられるので、周りの風景も楽しめたし、兄弟ともじゃれあいながらウキウキと時間を過ごすことができていました。でも観光地は知らないことだらけです。鳴っている音楽の音量は大きく、人もいっぱい、照明は明るいことが多いです。そういう場所では目や耳から入ってくる情報量が多かったり、家族の声がよく聞こえなかったりして、それを処理するのにとても体力を使っていたのでしょう。