2018年10月23日 07:00
「みんなと違う」多様性は生存戦略!?発達障害のある子達が人類の未来に必要だ!と思う7つの理由
をさせたのかもしれない」(荒川泰之)|“好き”を”学び”に。”学び”を"仕事"に。
出典 : http://amanaimages.com/info/infoRF.aspx?SearchKey=11038006543
うっかりさん・あわてんぼさんは、多動性・衝動性・不注意性が高いのでミスや失敗が多くなりがちです。ガチャガチャとモノを壊したり、調理実習や科学実験の手順や量を間違えるので、「手を出さないで」「余計なことしないで」なんて、クラスの班行動の蚊帳の外に置かれてしまう経験も多いかもしれませんね。
でも実は、人類の生活を一変させるような大発明や大発見には、うっかりミスによる失敗からの偶然の産物も驚くほど多いのです。
例えば、2002年にノーベル化学賞を受賞した田中耕一さんのタンパク質をイオン化して分析計測できる方法の発見も、間違った試料同士をうっかり混ぜてしまい、しかも、それを「もったいないから」と実験を続けた結果起こったミラクルの結果です。
それに、将来もしもAIが暴走した時に、「つい、うっかり」つまずいて電源を引っこ抜いたり、精密機器にコーヒーをこぼしてしまって、人類を奇跡的に救出できるのは、誰も予測できない行動が取れる多動性・衝動性・不注意性の高い人物かもしれません。
そして、偶然から生まれるミラクルは、「失敗」という名のクジを引く回数が多ければ多いほど、当たる確率が高くなるのではないでしょうか。
社会全体が些細なミスや失敗を責め続けていたら、当たるものも当たりません。
https://scienceportal.jst.go.jp/columns/highlight/20110906_01.html
日本にできることはたくさんある 島津製作所 田中耕一記念質量分析研究所長、2002年ノーベル化学賞 受賞者 田中耕一 氏|サイエンスポータル
出典 : http://amanaimages.com/info/infoRF.aspx?SearchKey=10417007432
「どうして自分はこんなにみんなと違うんだろう…」
「どうしてこんなに簡単なことが、当たり前にできないんだろう…」
…実は、個性の豊かな子ども達は、少しづつ、周りと自分の違いに気づき始めるお年頃になると、自分のアイデンティティについて思い悩みもするようです(かつて、私自身もそうであったように…)。