2019年5月23日 07:00
「好き」で自信を創り、「好き」で社会とつながる:発達障がいのある子どもとかかわるBranchが大切にしていること
「好きなことで社会とつながる」その最初のきっかけを
例えばどんなお子さんがいらっしゃるかというと、こんなお子さんです。
Upload By 中里祐次
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発達障がいのあるお子さんがメインですが、発達障がいはないけれど不登校状態だというお子さんも多いです。
また、たまに「天才を育てるサービス」と勘違いされますが、それは違います。
すべてのお子さまが「好きなことができて、それによって自信がつくことと、好きなことで社会とつながるきっかけを創る」ことがBranchが行っていることです。
またもう一つ「お子さんの才能を新しく生み出す」ことを期待されることもありますが、基本的に「お子さんが好きなこと」をベースに考えていくので、それがお子さんの好きなことであれば一緒に考えていきますが、お子さんが嫌いなこと、興味のないことであれば僕たちがやることの範疇ではないかな、と思っています。
安心して好きなことができる環境を創るのがBranchの役割
まだサービスがスタートして3年弱なのですが、最近、Branchのチームで大事にしたいと考えているのはこんなことです。
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上述したように、Branchには社会の中で傷ついたお子さんがとても多くいらっしゃいます。好きなことにはすごい集中力を見せるのですが「学校に行けなくなってから、その好きなこともあまりやらなくなっちゃったんです」というようなお悩みも。
Branchの場合は上記の図にあるようにまず最初に「安心して好きなことができる環境設計」を大事にしています。
人と会うことや、外へ出ることも難しいお子さんもいますので、先に「どんな人」がいるか「どんな場所なのか」を伝えたり、場合によってはこちらから訪問したりもします。
他にも、教室事業である「Branch room」のスタッフが共有する「グランドルール」として、こんなことを大事にしています。
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ここはお子さまの「好き」を見つけること、「好き」を育むことを目的としています。
・一緒に考える=つまり「教えない」ことです
・見守る=つまり「指示しない」ことです
・整える=居心地良く、少しの新しい発見がある空間を創ることです
上記のようなことを私たちは主に行います。