子育て情報『【最終話!】娘に必要なのは、魅力的なカリキュラムや就職率…?特別支援学級で気づいた、娘が「大切にするコト」を基準に【わが家の進路選択Vol.7】』

2019年7月23日 07:00

【最終話!】娘に必要なのは、魅力的なカリキュラムや就職率…?特別支援学級で気づいた、娘が「大切にするコト」を基準に【わが家の進路選択Vol.7】

それでも、教育現場を経験したスタッフが考えたシステムというだけあって、とても画期的で興味深い学校でした。また、学校の良いところばかりでなく、その時点での学校の課題なども先生自らが語る誠実な様子にとても好感が持てました。

https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/hukushi_kaigo/shougaishahukushi/service/naiyou.html
参考:障害福祉サービスについて | 厚生労働省


最重要ポイントはやはり…

娘が通っていた、NPO法人運営の学習支援や余暇教室には、今まで見学に行った学校に実際通っている生徒もいました。彼らからのクチコミはリアルかつタイムリーです。

「今年、先生が変わって学校の雰囲気が違ってきた」
「去年は倍率が高かったのに、今年は定員割れらしい」
それら生の情報に、娘は少なからず影響を受けました。

中3になった娘は、波長の合う1つ年上の特別支援学級の先輩が入学した特別支援学校を第1志望に、過去に見学したことのある単位制高校を第2志望に決めました。(この時期までに娘は療育手帳も取得していました。)

中学を選ぶ時もそうでしたが、娘にとって進路選びの最重要ポイントはやはり「人とのつながり」でした。



合格した時はとても喜んでいたけれど

娘は、第1志望の特別支援学校に入学することができました。合格通知を受け取ったとき、娘はとても喜びました。

入学後、先輩たちと遊びに行ったりと学生生活を楽しんでいた娘。でもしばらくするとさまざまなことが起こり、娘が「学校に行きたくない」「学校やめたい」と荒れたことは一度や二度ではありませんでした。親や先生が娘に求めるものと、自分のしたいこととのギャップに苦しんだり、自らが思い描くように上手くできない自分に対してイライラしたり…。理想と現実の差に悩むことは精神的成長の証でもありますが、娘はこの時期、本当によく親や先生に反抗しました。「周りの大人は自分の将来を思ってそう言っている。それは分かっているけれどやりたくない。」そんな思いが娘の悩みを更に深くしているようでした。



社会人になった娘、昔を振り返って

特例子会社に入社した彼女は、今年社会人2年目を迎えました。

娘は言います。
「100%満足する学校なんてきっと無いんじゃないかな。

関連記事
新着子育てまとめ
もっと見る
記事配信社一覧
facebook
Facebook
Instagram
Instagram
X
X
YouTube
YouTube
上へ戻る
エキサイトのおすすめサービス

Copyright © 1997-2024 Excite Japan Co., LTD. All Rights Reserved.