2020年12月21日 07:00
「自分たち親子には価値がない」から「自閉症息子はオンリーワン」へ。無発語、癇癪…自閉症の息子と将来が不安だった母が、変われたきっかけ
ほぺろうの物語を綴ることで得られた心境の変化「オンリーワン」
かつての私は、ほぺろうに自閉症の診断が出たときに「そのまま」を受け入れることがでいず、ほぺろうを「定型発達の子のように」「みんなと同じ」に近付けようと頭を悩ませていました。
「他人と比べない」なんて私には難しくこのままではダメだと焦るばかりでしたが、そんな気持ちもまるごとブログに記録することで「ほぺろうの物語」ができあがっていく感覚になれました。
ほぺろうの物語なんだからみんなと同じじゃなくていい。ほぺろうの存在自体が価値あるものと改めて感じ、「オンリーワン」であると気づかされました。そして育児と向き合うことが楽しくなってきたのでした。
Upload By ぼさ子
苦労も糧になると教えてくれた「人とのつながり」
SNSで得られる恩恵「人とのつながり」は周知されていますが、周りにほぺろうみたいな子がいない私にとっては孤独から救ってくれる手段となってくれました。
先輩ママさん達の投稿は皆さんそれぞれに苦労されているものでしたが、私に「ひとりじゃないんだ」と思わせてくれるのには充分でした。
ふと、私もブログで記録を続けているうちに「私が苦労した困りごとも、もしかしたら誰かの役に立てるかも知れない」と思い始め、読者の方を意識しながら記事を書くようになりました。
「自分はなんてダメな母親なんだ」と思ったことも何度もありましたが、もし現在同じく悩んでいる方がいたら「今は辛くても、その苦労がいつか誰かを励ます糧になるよー!」と応援の念を送っています。
Upload By ぼさ子
でも本当は、読者の方から応援のメッセージをいただけたりと、前向きにさせてくれる力を私の方がもらっています。感謝で頑張れる!
ブログを通して、ほぺろうから気づきや発見をもらった
ひどくネガティブだったときには「私達親子には価値がない...」とまで思い詰めていましたが、ブログを続けていくうちに日々新しい気づきや発見を与えてくれるほぺろうが、私の中で輝いて見えるようになりました。
それまでは「障害がなければいいのに...」と思う毎日でしたが、「せっかく障害を持っている」という考え方に変わっていき、ほぺろうの境遇が私の中で“価値“になったのです。
「ほぺろうの記録をSNSで発信する」という方法は私にとって、前向きにさせてくれる有効な手段となってくれました。
無発語、癇癪…自閉症の息子と将来が不安だった母が、変われたきっかけの画像">
Upload By ぼさ子
LITALICO発達ナビ無料会員は発達障害コラムが読み放題!
https://h-navi.jp/column
「息子にどう育ってほしい?」子育てに悩み落ち込んでいた私→夫に問いかけると、まさかの衝撃発言!?