子育て情報『きょうだい児の娘が自閉症兄から「誤学習」の可能性?医師の言葉に不安と焦りが押し寄せて』

2021年5月20日 08:00

きょうだい児の娘が自閉症兄から「誤学習」の可能性?医師の言葉に不安と焦りが押し寄せて


考えないわけにはいかない、「きょうだい児」の妹のこと

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Upload By かさはらあやこ

障害や病気がある子の兄弟姉妹のことを〝きょうだい児〟といいます。
私がこの言葉を知ったのは 自閉症について調べるようになってからなので、一般的にみるとたぶん知らない人の方が圧倒的に多いだろうし、当事者の気持ちになって考えることなど身近にいない限りはないと思います。

そして自閉症育児に奮闘しているわたしが、きょうだい児について悩んでいると言ったら、周囲の人はきっとこういいます。

まだ小さいのに考えすぎ
大丈夫
育て方次第

そう、そうかもしれない。
でも、考えないわけにはいかないのです。

兄に手がかかって我慢を強いてしまうのではないか。
しつけが不平等になってしまうのではないか。
好きな人と結婚できないのではないか。

この先に感じるであろう疑問や将来への不安に、しっかり耳を傾けてあげられるだろうか。

食事中に首をひたすら振る兄をみて喜んで笑いながら真似をする。
突然泣き叫んで酷い癇癪を起こす兄を不思議そうにみつめる。
おもちゃを奪い合った後にこちらに視線を投げてくる…。

そんな娘に、なんと声をかけてあげればいいのか、どうやって接していけばいいのか、ずっとずっと悩んできました。


医者から言われた「誤学習をする可能性がある」

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娘が1歳になったばかりのころ、息子の通院している病院で、娘について「みたところ発達が非常に良いので、早く集団に入れたほうがいい。誤学習をする可能性がある」と言われました。

兄の真似をして首を振ったり、兄が食事を口に運んでもらう様子をみて自分で食べなくなったり、〝誤学習〟に心当たりがあったわたしは、とても焦りました(その日のうちに某幼児教材を契約したくらい焦りました)。


翌日に児童発達支援の先生が、「私はそれを誤学習だとは思わない」とはっきり言ってくださったため、モヤモヤした気持ちは打ち消すことができましたが、医者からの「誤学習」という強いワードは心の中から消えることがなく、いまも、ことあるごとに脅かされています。


妹が保育園でお友達を押してしまった。押し寄せる不安

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4月から保育園に入園。慣らし保育が終わって少し落ち着いたころ、妹がお友達に対して「だめ!やだ!」と言ったり、ときには手が出て、押してしまったりする案件が発生。

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