子育て情報『教室で体調悪化、保健室で回復?不快感を表現できなくて…『感覚過敏研究所』を立ち上げた現役高校生が伝えたいこと【連載#01】』

2021年5月18日 06:15

教室で体調悪化、保健室で回復?不快感を表現できなくて…『感覚過敏研究所』を立ち上げた現役高校生が伝えたいこと【連載#01】


僕の聴覚過敏対策

僕の場合は、デジタル耳栓では聴覚過敏の困りごとのすべては解決できませんでした。15歳、高校生になった今、僕は通信制高校への進学を選択したので、教室での賑やかな音で悩まされることはありません。日常生活では、かなりの多くの時間をヘッドホンで音楽を聴いたり、動画視聴しています。自分の好ましい音に囲まれて生活しています。

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Upload By 加藤路瑛

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聴覚過敏用のシールは桃色とこげ茶があります。

また、状況に応じて、ノイズキャンセリングのイヤホンも使っています。ほぼ環境音はガードできています。このレベルのノイズキャンセリング機能が備わったイヤホンが中学1年生のときにあったのなら、僕の中学校生活はもう少し快適だったかもしれません。


ノイズキャンセリング機能はこれからも進化していきます。ぜひ、テクノロジーの進化も利用して、聴覚過敏の困りごとを解消してほしいと思います。


まとめ

第1回目の連載はいかがだったでしょうか?感覚は目に見えず、他人と比較できないから、苦しさをうまく表現できませんし、他人に伝えるのも難しいです。小さい子だったらなおさらです。僕も自分の感覚について向き合えるようになったのは中学生になってからです。感覚過敏研究所の所長として、たくさんの人の感覚過敏の話を聞くようになって、ようやく冷静に分析できたり、対策を考えられるようになりました。大人の方や専門家の方が解説する感覚過敏とは違う視点で、当事者として、子どもの代表として、感覚過敏についてお伝えしていきたいと思います。次回のコラムもお楽しみに!

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参考:感覚過敏研究所

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