子育て情報『私の兄は重度自閉症。子ども時代に見た大人に自分も…?きょうだい児、そして妻・母として感じた「ショック」な感情』

2021年9月25日 14:15

私の兄は重度自閉症。子ども時代に見た大人に自分も…?きょうだい児、そして妻・母として感じた「ショック」な感情


きょうだい児の私の経験

私の7歳上の兄には重度の自閉症と知的障害があります。
物心ついたときから共同生活を送っていたので、私にとって障害のある人は当たり前の存在として受け入れていました。

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兄に話しかけるときは、質問するときや依頼するときが大半なのですが、兄は私が言った内容と同じ言葉を繰り返すなどはできますが、自分の考えを言語化して相手に伝えることはできません。
ですが私は、ずっと一緒に暮らしていることもあり、オウム返しだけで、兄の気持ちをくみ取ることはできました。
会話はできなくても相手の特性を理解すれば、コミュニケーションを図れるということを、自然と学んでいたのでしょう。
兄は他害はなく、いつも自分の世界で遊んでいるようでした。独り言は頻繁にあったし、時折自分の頭を軽く叩いたりすることはありましたが、いつもニコニコと楽しそうに笑っていたのが印象的です。

当時はまだ「障害者差別解消法」自体がない時代で、障害のある人への世間の風あたりは今よりも強かった記憶があります。

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兄と一緒にいて厳しい言葉や距離をおかれることも…。きょうだい児目線で経験したこと

家族で喫茶店に入った日のことです。兄は目を離すとすぐいなくなるため、家族で外食をするのは年に数えるほどでした。久しぶりの外食で、私はとてもうれしかったのを覚えています。ですが、そのあとすぐ悲しい気もちになりました。私たちが店に入るやいなや、店員さんは兄の存在に気がつき、様子をうかがい始めました。初めての場所で不安になりやすい兄は、席を立ったり同じ言葉を繰り返していました。その様子を見て、私たち家族をにらんで、「黙らせてください」「もう帰ってください」と言いました。店内にはほかにお客さんがいなかったこともあり、兄に落ち着きがない様子があっても安心していたのですが、店員さんの言葉に「何もトラブルは起こしていないのに…」と、複雑な気持ちになりました。

外を歩けば兄のことを、上から下までじろじろ見てくる大人もいたり、近くにいた人から距離を置かれたりもしました。幼いとき私は、そのことに気がつきませんでしたが、小学校低学年くらいになると距離を置かれているとハッキリ理解できるようになりました。

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その後私は成人し、仕事のため上京。

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