2021年10月30日 14:15
「不登校じゃない、学ぶ場所を変えただけ」感覚過敏で私立中を退学、N中・S高での学びを選択して
地元公立中学が認めてくれれば、N中等部の出席日数がそのまま地元公立中学の出席日数になる場合もあります。
僕も籍を置くことになる地元中学に相談に行き、N中等部の出席日数をそのまま公立中学の出席日数に認めてもらうことなりました。書類上は不登校生ではないのです(笑)したがって、卒業証書は地元中学から出ることになります。
N中等部での生活
N中等部は通学日数を週1、週3、週5コースから選ぶことができます(現在はオンラインコースもあります)。僕は週5コースを選びました。N中等部で、いろいろな体験や学習ができると期待したからです。
N中等部では「他人の意見を否定しない」というような、グランドルールというものがありました。グランドルール以外のルールはありません。
ですから、服装も髪型も基本的には自由です。休み時間に、持ってきたSwitchなどのゲームで遊ぶのも自由ですし、パソコンで動画を見たりゲームをするのも自由です。授業中にトイレに行ったり、飲み物を飲むのに先生の許可はいりません。
僕は嗅覚過敏が強いので、お弁当の時間は1人で離れて食べるほうが気が楽です。N中等部では、同じように1人で食べている人も普通にいて、1人でいるのも、そんなに目立ったりすることはありません。僕は、ゲームなどやらせてもらうこともありましたが、結構、一人でヘッドホンをして好きな音楽を聞いて、過ごしていました。そういう状態も特別ぼっちという感じではなく、好きなように過ごしているという感じです。
学習面は、国語・数学・英語のオンラインカリキュラムはありますが、自分の好きなテキストで勉強してよく、時々オンラインの確認テストがあります。
しっかりテストがあるわけではないので本人が真面目にやるかどうかにかかっていて、やらなくても誰も何もいいません。
僕は正直、N中等部時代に中学の勉強はほとんどやりませんでした。通っていた私立中学では中学2年の夏の段階でほぼ中学3年生の範囲の学習をしていたこともあり、N中等部でがっつり勉強する意欲はありませんでした。
また、プログラミングの授業やプロジェクト学習などは、楽しめる人もいれば楽しめない人もいると思います。
通っている生徒の多くは、不登校の代替として選んでいる印象がありました。コミュニケーションが得意でない人も多いように思いました。何かしら、今の学校教育に合わなかった人が集まっているのかもしれません。