2023年5月16日 06:15
忘れ物常連!中2のASD息子「提出物を全部出す」宣言!母のアイデアと中学校の先生への支援の求め方
「2年生になったし頑張ろうかな!」
Upload By 丸山さとこ
中学2年生に進級したコウは、いつになくはりきっているようです。「提出物を全部出せるようになりたい」と言い、宿題の作文でもその決意を語っていました。
「2年生になったし頑張ろうかな!と思って!」と晴れやかな顔で言うコウを前に、『なぜ進学した節目の1年ではなく2年の今…?』という疑問を全力で飲み込んで応援している私です。
そんな風にやる気に満ち溢れ、実際に行動をしているコウを見ていると感心しますし、うれしく思います。ただ、それと同時にあまり期待していないところもあります。なぜなら今までの流れから考えると、新しい刺激の効果は長く続かないからです。
「2年生に進級した」という新しい刺激はコウの行動に変化を起こします。でも、その刺激は行動が定着するほど長く続くものではないため、「次の新しい刺激」が必要になってくるのです。
それを用意することは簡単ではない上に、気持ちの盛り上がりや意識の力だけで習慣を身につけようとすることは今のコウには難しそうです。
やる気を出しているうちにできることはないかと目論んだ結果
「とはいえ、せっかくコウがやる気を出しているのだし少しでも助けになれば」と思い、私は新しい方法を提案してみました。机の横に手提げバッグを下げて、そこに持ち帰るプリントや問題集を入れるという方法です。
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以前からその方法があることは知っていましたし、小学生のときに試そうとしたこともあります。ですが、コウ本人が「手提げバックを絶対学校に忘れると思う」と渋ったため無理強いはしませんでした。
当時、それを聞いた私も「確かに忘れるだろうな」と思った覚えがあります。それくらい忘れ物が多かったのです。当時よりは減ったものの今でも体操服や給食袋を忘れることは珍しくないコウですが、今回は「やってみる」とすんなり受け入れてくれました。
学校から物を持ち帰ることが難しい子どもにとって、「机の中に入れたものを持ち帰ること」は、かなり難しいのだろうと思います。コウを7年間見守ってきた今は、特にそう実感しています。
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学校の机の収納空間には、「のぞき込んだり中身を出したりしないと、一目では何が入っているか分からない」という管理の難しさがあります。