子育て情報『育児書は通用しない!3歳自閉症息子「絶対オムツ派」でトイトレは難航…プール開き直前の意外過ぎた結末』

育児書は通用しない!3歳自閉症息子「絶対オムツ派」でトイトレは難航…プール開き直前の意外過ぎた結末

リビングから出てみるとトイレへ向かう廊下にスバルのズボンとパンツが落ちていました。まさかと思ってトイレへ向かうと、なんとスバルがトイレでおしっこをしている真っ最中でした。

自分でズボンを脱ぎ、子ども用便座を自分で設置しおしっこをしていました。そしておしっこが終わると便座から降りて子ども用便座を元の場所に戻し、手を洗い、脱ぎ落としたパンツとズボンを履きながらリビングに戻って行きました。

それは今日初めてトイレ成功した人の所作ではないのよ。
ずっと前からオムツ外れている人の所作なのよ。

その後はずっと「ぼく前からトイレでしてますけど」みたいな顔してトイレでおしっこをしています。
それからしばらくして、大きい方も同じ方法(さらに長時間粘る方法)で家で成功させました。
それからずっとパンツです。

そしてプール開き!濡れた水着が1人で脱げないみたいな問題はあったものの、無事大きなプールでみんなと遊ぶことができました。

もう少しあとから気づいたことですが、どうやらスバルは1度定着した動きやクセ、ルーティーンを変更するのにものすごく時間とパワーが必要なようです。

その後も育児書に載ってないタイプの成長をするスバルを目の当たりにし、いつしか育児書は読まなくなりました。
発達障害のある子どもの子育ては育児書の通りには進まず、灯台の明かりが消え、まるで道しるべを失った船のようだと思ったこともありました。

でも育児書を手放したことは「教科書通り」に縛られていた心を少しだけ軽くしたかな、とも思います。
現在もトライ アンド エラーでスバルオリジナルの成長方法を探しています。

執筆/星あかり

(監修:初川先生より)
スバルくんのトイトレエピソードをありがとうございます。
おしっこはおむつにするもの、トイレ(便器)にするものではない。そうしたスバルくんのルーティンを変えるのは本当に大変だったことと思います。園にもよりますが、幼稚園や保育園の先生はさすがトイトレへのサポートを慣れていらっしゃいます。今こそというタイミングをうまく活かしてくださったこともあるのだと思います。また、家でたくさん練習していてもうまくいかずとも、園での集団生活の中で、ほかのお子さんがうまくやれていることにお子さん自身が気づいて頑張りだすこともあるでしょう。少し遅めのトイトレだとしても、頭での理解が進んでいる場合はその後がスムーズなこともあります。

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