2023年7月12日 06:15
「ぼくには障害があるの?」特別支援学級に通う小5息子突然の問い。悩み続けた障害告知、息子の反応は?
※長男の小学校では、おもに国語と算数を特別支援学級で受け、それ以外の科目を通常学級で受けるスタイルです。
すると長男はキョトンとした顔で「え?何も言われないよ」と返してきました。長男のその様子から、本当に言われていないんだと思いました。私はお友達のみんなに感謝したい気持ちでした。
ところが長男は何かを察したようです。「ママ、もしかしてぼく…障害があるの?」
新たな発見
長男にこう尋ねられたとき、私は胸がズキンとしました。
同時に、何て答えればいいのか、なるべく長男を傷つけずに、真実を告げるにはどうしたらいいのか、頭をフル回転させたのですが、次の瞬間出てきた言葉はたった一言「うん」でした。
私は長男が自分に障害があるとわかってショックを受けてしまうのではと思いましたが、笑顔で「そっかぁー」とだけ言っていました。
その様子に私が驚きながら、「なんで驚かないの?」と聞くと、
「特別支援学級には障害のある子が何人かいるんだ。それでなんでぼくはここにいるんだろうと思ってた。ぼくにも障害があるんだね」
とスッキリした笑顔で返してきました。
私は今までずっと言えなかったことを謝りました。それから発達障害のことをできる限り分かりやすく説明しました。
長男は「教えてくれてありがとう」とニッコリ笑顔で言いました。
少し驚いた様子ではあったけれど、悲観する様子はまったくなく、新たな発見をした、と言う感じでした。
私は正直、すごいなと思いました。
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おわりに
発達障害のことを長男に言えたとき、「ヤッター!ついに言えたぞー」と心の底から安堵しました。
と同時に、私は自分で勝手に荷物を重くしていたのかなと思いました。
思えば長男が発達障害があるかもしれないと知って一番ショックを受けていたのも、受け入れるのに時間がかかったのも私一人だけ。夫や実母も義母もじつにすんなり受け入れています。つくづく私は一人で悩み続けてしまう性格だと思い知らされました。長男本人は笑顔で受け入れていたのにね。
長男は来年中学生になります。
どんな日々が待っているやらまだまだお互いに不安だらけですが、引き続き私も一緒に成長していけたらと思います。
執筆/星河ばよ
(監修:初川先生)
お子さん本人への告知のエピソードをありがとうございます。
ばよさんの長男くんの場合は、本人から「障害があるの?」