子育て情報『いじめを受けた小学生時代、20代では共依存、職場トラブル。発達障害の私が30代で身につけたちょうどいい「人との距離感」』

いじめを受けた小学生時代、20代では共依存、職場トラブル。発達障害の私が30代で身につけたちょうどいい「人との距離感」

を学んでいったように思います。その地域での暮らしも10余年経った頃、夫の仕事の関係で再び別の地方に移住することになりました。今度は自分でも頑張って地元の人と交友関係を広げようとあちこち動いてみました。しかし、地元の人と不用意につきあうと、予想外の無理解やすれ違いに出遭って傷ついてしまうこともあり、交友関係は広げればいいというものでもないなと思い直しました。

会える距離に理解しあえる友達や知人がいれば、確かにそれは理想的だと思います。しかし、今はSNSという、地理的条件に縛られないうえ、交流しはじめる前に互いの人となりを知ることのできる便利なツールがあるので、無理せずSNS経由で少数の人とつながるのも良いと思いました。

また、最近私は資格勉強をしているのですが、こういった、一人でなにか学ぶことに没頭する時間もとても大事だと感じます。


「友達がたくさんいる」を目指さなくてもいい

発達障害のあるお子さんのいる人は、「友達がたくさんできてほしい」とか、「友達と仲よく遊んでほしい」とか心配になることもあると思います。
しかし、どんな友達とどうつきあうのが快適で幸せか、あるいは一人でもいいのかは、発達障害のあるなしに関係なく、その人によって違うと思います。

小さい頃は交友関係が狭くても、人生経験を重ねるうち、自然とその人に合った人間関係や生き方が充実していくのではないでしょうか。少なくとも私はそうでした。

私は、人との程よい距離感や、中距離の知人との交流のコツが、大人になるまで分かっていませんでした。私の場合、そこに気づくことで少しずつ交流する人を増やしてこられた実感があります。

「他人とのちょうどいい距離感」みたいなものは、小さい子ども同士で学び合うことは難しいかもしれません。周囲の大人がロールプレイや「背中を見せる」ことでお手本を見せていけたら良いヒントになるかもしれませんね。

文/宇樹義子

(監修・鈴木先生より)

ASDの子どもはいわゆる「不思議ちゃん」と呼ばれるように、いじめのターゲットになりがちです。
時にはいじめる側につくこともあります。また、親友が少ない場合も見られます。

政治にも何々党といくつか党があり、同じ党内でも派閥があります。分かり合える人と仲良くなれればそれでいいのです。SNSによるいじめや過剰な批判などが社会問題ともなっていますが、どんなことでも必ず批判する人がいます。

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