いじめを受けた小学生時代、20代では共依存、職場トラブル。発達障害の私が30代で身につけたちょうどいい「人との距離感」
しかしそれはごく一部なのです。
ASDの子どもは、自分の近くの縄張りに他人が入ってくると攻撃する傾向が見られることがあります。こういう場合は集団よりも個別の教育が必要になりますが、これから社会に出ていくためには、他人との「ちょうどいい距離感」も学んでいく必要があります。逆に他人に近づきすぎることもあります。前へならえの距離や30cm定規をあててその距離以内には近づかないように指導していく必要もあります。
(コラム内の障害名表記について)
コラム内では、現在一般的に使用される障害名・疾患名で表記をしていますが、2013年に公開された米国精神医学会が作成する、精神疾患・精神障害の分類マニュアルDSM-5などをもとに、日本小児神経学会などでは「障害」という表記ではなく、「~症」と表現されるようになりました。現在は下記の表現になっています。
神経発達症
発達障害の名称で呼ばれていましたが、現在は神経発達症と呼ばれるようになりました。
知的発達症(知的障害)、自閉スペクトラム症、注意欠如・多動症、コミュニケーション症群、限局性学習症、チック症群、発達性協調運動症、常同運動症が含まれます。
※発達障害者支援法において、発達障害の定義の中に知的発達症(知的能力障害)は含まれないため、神経発達症のほうが発達障害よりも広い概念になります。
ASD(自閉スペクトラム症)
自閉症、高機能自閉症、広汎性発達障害、アスペルガー(Asperger)症候群などのいろいろな名称で呼ばれていたものがまとめて表現されるようになりました。ASDはAutism Spectrum Disorderの略。
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