2023年8月24日 06:15
「特性がなければ…」発達障害息子、通常学級で友達にバカにされ、トラブル続き…不登校になった息子のつらさを知って/読者体験談
ですが3年生になると「学校なんて行かない!」と本格的に不登校になってしまいました。
本人が落ちついているときに改めて「学校に行きたくない理由は?」と聞いてみたところ、「クラスメイトに注意されるのが嫌なのが1番の理由。それがなければ学校は案外楽しいので行けるよ。勉強嫌いだけど。好きな教科もあるし」と言う息子。でもその後興奮して、「俺はもう一万回はクラスの子から『遅い!』とか『早くしろ』とか、『どうしようもないな!』って言われてきた!もう生きるのが嫌だし、こんな特性持って生まれてきたくなんてなかった!俺のことなんだからほっとけよ!」と爆発していました。
Upload By ユーザー体験談
さらに、「お母さんやお父さんだって、特性がなければもっと俺のことを自慢できたし、俺だって、特性がなければ●●君みたいなしっかりした子みたいにやれたし。お母さんもそんな子どもが欲しかったでしょう?」とも……。
息子には少しでも生きやすい方法を身につけてほしい……、親ができることは何でもしたい……そんな思いの中、私は再度学校に相談をすることにしました。
中学まで引き継げる支援を。息子を支えるチーム体制ができ、母の負担が減りました
私は担任の先生に面談をお願いし、「通常学級が合ってないのかもしれません」と伝えました。すると先生は「注意されることが苦痛であるならば、環境調整で原因を取り除くことによって改善できるはずです。授業そのものは本人にも楽しんでいる様子がありますし、発言も見られます。もっと頑張れる子だと思います」と言われました。
そして先生方は以下の対応をしてくれることになりました。
・なるべく叱らない
・おおげさなくらいに応援して、課題ができたらほめる
・不注意があったら先回りして配慮をしておく
Upload By ユーザー体験談
また、教育支援センターに相談したところ、巡回相談をしてくれることになりました。
そして、心理士さん、言語聴覚士さん、作業療法士さんの中で1名(日によってどなたがが参加されます)、学校に配属されている発達障害のある子どもと保護者をつなぐベテランコーディネーターの方、担任の先生と私の4人で、どうして息子が学校に行けないのか、行けるようになるためにどのような支援が必要かを話す場が設けられました。
「学校でできる工夫」
「家でできる工夫」
「それをもとに変わってきたこと」