子育て情報『アトピー性皮膚炎とは?原因、初期症状、使う薬や治し方、発達障害との関係など』

2023年9月27日 14:15

アトピー性皮膚炎とは?原因、初期症状、使う薬や治し方、発達障害との関係など

日常生活における悪化因子を取り除くには、以下のような対策が有効と言われています。
・熱湯を使って寝具を洗う
・ぬいぐるみやカーペットといったほこりなどが付きやすいものを取り去る
・ペットを飼わないようにする、飼っている場合は部屋を分けるなど子どもから遠ざける
・子どもがよく過ごす場所に空気清浄機を設置する
・湿気の多い場所に除湿器を設置する
・子どもの精神的なストレスを減らしていく

このように、アトピー性皮膚炎ではステロイドなどの薬物療法、スキンケア、悪化因子の除去を行いながら症状の改善を目指していきます。

https://doi.org/10.15036/arerugi.61.1709
参考:複数科間の連携によるアレルギー診療アトピー性皮膚炎を例として|小谷 信


まとめ

アトピー性皮膚炎は皮膚にかゆみを伴う赤みのある湿疹などができる病気で、子どもに多く見られます。合併症が多いことでも知られており、皮膚をかくことで傷ができてほかの感染症や白内障などを発症することがあります。

また、発達障害と併存することもあり、その場合は感覚過敏の特性などによって、強くかいてしまうことも考えられます。

アトピー性皮膚炎は治療を行うことで症状を改善させることが可能な病気です。子どもに皮膚の赤みなど気になる症状が見られたら、早めに病院を受診するようにしましょう。

(コラム内の障害名表記について)
コラム内では、現在一般的に使用される障害名・疾患名で表記をしていますが、2013年に公開された米国精神医学会が作成する、精神疾患・精神障害の分類マニュアルDSM-5などをもとに、日本小児神経学会などでは「障害」という表記ではなく、「~症」と表現されるようになりました。
現在は下記の表現になっています。

神経発達症
発達障害の名称で呼ばれていましたが、現在は神経発達症と呼ばれるようになりました。
知的発達症(知的障害)、自閉スペクトラム症、注意欠如・多動症、コミュニケーション症群、限局性学習症、チック症群、発達性協調運動症、常同運動症が含まれます。
※発達障害者支援法において、発達障害の定義の中に知的発達症(知的能力障害)は含まれないため、神経発達症のほうが発達障害よりも広い概念になります。ADHD(注意欠如・多動症)
注意欠陥・多動性障害の名称で呼ばれていましたが、現在はADHD、注意欠如・多動症と呼ばれるようになりました。

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