子育て情報『人見知りはいつから?何歳まで続く?激しい子の特徴も【小児科医監修】』

2023年11月22日 14:15

人見知りはいつから?何歳まで続く?激しい子の特徴も【小児科医監修】

「発達障害の影響かも」と感じることがあると思います。

ですが、発達障害があるから人見知りが激しくなるというわけではありません。しかし、発達障害があることで不安が強く、そのことが人見知りの程度に影響を与えることは考えられます。人見知りが激しい以外にも、気になる行動や特性が見られた場合は専門機関へ相談してみるといいでしょう。

発達障害のある子どもに見られる特徴例
・癇癪が激しい
・自分のことに夢中になり友達と遊ぶことが少ない
・慣れない状況や急な変更に不安が強い
・感覚過敏がある(著しい偏食、特定の音を過剰に嫌がる、ある洋服の素材を嫌がったり洋服のタグを嫌がったりする)
・歯磨き、着替えなどの身辺自立が遅れがち

ここで挙げた特徴はあくまで一例です。
人見知り以外にも発達で気になる様子がある場合は以下の機関に相談してみるといいでしょう。

発達の気になる子どもの相談先
・かかりつけの小児科
・専門の医療機関(療育センター、児童精神科、小児神経科など)
・市町村保健センター
・児童相談所
・子ども家庭支援センター
・発達障害者支援センター

対面だけでなく電話やインターネットを通じて相談できる場合もあります。WEBサイトなどで確認してみるといいでしょう。


https://www.hokeniryo.metro.tokyo.lg.jp/tamafuchu/hoken/handbook.html
参考:支援者のための地域連携ハンドブック~発達障害のある子供への対応~|東京都保健医療局


まとめ

慣れていない人と接するときに、避けたり泣き叫んだりといった人見知り。子どもの人見知りは6ヶ月頃から現われて、2~3歳頃まで続くと言われています。

いつまでも泣いていたり、それまで仲良くしていた人にも人見知りするようになると「困ったな」と感じるかもしれません。しかし、人見知りは養育者と愛着を形成できているからこそ起こる状態で、子どものコミュニケーション手段が増えることで自然とおさまってきます。しかし、人見知りの程度や期間が気になったり、ほかにも発達で気になる様子がある場合は、背景に障害などが隠れていることも考えられます。心配な方はかかりつけの小児科や保健センターなど専門機関に相談してみるといいでしょう。

(コラム内の障害名表記について)
コラム内では、現在一般的に使用される障害名・疾患名で表記をしていますが、2013年に公開された米国精神医学会が作成する、精神疾患・精神障害の分類マニュアルDSM-5などをもとに、日本小児神経学会などでは「障害」

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