子育て情報『楽しく身につくマインドフルネス、障害者の働き方改革、平熱先生、きょうだい児の課題など、障害理解とその先へ導く!注目の5冊をご紹介』

2024年5月23日 14:15

楽しく身につくマインドフルネス、障害者の働き方改革、平熱先生、きょうだい児の課題など、障害理解とその先へ導く!注目の5冊をご紹介

その中で、特別支援教育の現場で感じたことや大切にしている思いについても語られています。

正解のない問いをみんなで一緒に考えたい、「どうしようもないこと」だらけの毎日を「どうにかしよう」とあがいてみたい、そんな思いで書かれた本書。毎日「こうしなくしゃ」「こうあるべき」にとらわれて、つい自分にも子どもにも厳しくなってしまう……毎日頑張っているけれどうまくいかずに悩んでいる……そんなとき、平熱先生の上からでも下からでもない、フラットな言葉がすっと心に染み込むのではないでしょうか。特別支援教育の視点だけではなく、自分自身の物事のとらえ方が変わるような言葉がたくさんつまった一冊です。


「子どもの30年後」を見据えたサポートを!『知的障害を抱えた子どもたち: 理解・支援・将来』

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本書は、著者の平岩幹男先生が長年携わってこられた臨床の現場や研究の中で考えてきたことをもとに、「障害」のとらえ方を転換していくこと、知的障害に対する適切な理解や対応を広めること、「障害」の概念整理と支援を発展させることを目的に執筆されました。

知的障害があり、社会生活上で困難がある、あるいはそれが強く予想される子どもたちに提供できるゴールとは「将来少しでも健康で穏やかな日々が過ごせること」だという平岩先生。

「知的障害を抱えていても介入できることは多い」「知能指数は変わらなくても日常生活でできることが増えれば生活も楽になり、サポートも受けやすくなる」という思いで、単なる経過観察ではなく、生活の質に寄与する介入ができないだろうかと模索しながら、子どもの30年後を考え、日々の診療にあたってこられました。本書では、そもそも「障害」とは何かというところから始まり、学びや教育制度、福祉的な社会資源、性の問題、ライフスキルトレーニング、子どもが成人する前にすべきことなど、概念的な知識の整理から具体的な対応方法にいたるまで、幼児期から成人期にわたって保護者が知っておきたい内容が網羅されています。


「障害を抱えた子どもたちや、その周りの方々にとっての『地図』になるように」との願いが込められた本書は、子どもと関わる全ての大人が知っておきたいことが凝縮された一冊です。

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(コラム内の障害名表記について)

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