子育て情報『熱中症の初期症状は?予防や対処法、発達障害がある場合の工夫も【医師監修】』

熱中症の初期症状は?予防や対処法、発達障害がある場合の工夫も【医師監修】


熱中症とは?熱中症が起きる原因は?

熱中症とは、高温多湿の状況に身体がうまく適応できないために、めまいや気分の悪さなどさまざまな症状が表れる状態のことです。

人間の身体は平常時には体温が上昇しても、汗をかいたり身体の表面の温度を上げたりすることで、体温が上昇しすぎることを防ぐ調節機能があります。しかし、その調節機能が何らかの原因でバランスを崩すと、身体に熱がたまったままになってしまい、さまざまな不調が表れてきます。

熱中症の原因は、大きく分けて3つあります。
・環境要因(気温や日差しなど)
・身体要因(年齢や栄養状況など)
・行動要因(運動や水分摂取など)
それぞれ解説していきます。

まず環境要因ですが、気温が高い・日差しが強いこと以外にも、湿度の高さやしめきった部屋で風が通らない、急に気温が高くなったなども熱中症の要因になり得ます。

次に身体要因ですが、高齢者や子どもなどは体温調整がうまくできないことがあります。また、糖尿病など持病があること、それに睡眠や栄養が不足していることなども挙げられます。


最後に行動要因ですが、激しい運動や慣れない運動をしたとき、長時間の屋外活動、水分を補給できない状況での活動などがあります。

https://www.netsuzero.jp/learning/le11
参考:熱中症について学ぼう:原因・環境や暑さ指数(WBGT)|日本気象協会推進「熱中症ゼロへ」プロジェクト


熱中症の初期症状、熱中症になった時の対処法は?受診の目安

熱中症の初期症状として以下のような症状が表れます。
・めまい
・たちくらみ
・手足のしびれ
・筋肉のこむら返り
・気分の悪さ
・頭痛
・吐き気
・嘔吐
・倦怠感
・虚脱感
・そのほかいつもと違う様子など

こういった症状が見られた場合は、すぐに次の対処法を実行してみましょう。

熱中症の対処法は以下のようなものがあります。
・涼しい場所に移動させる(風通しのいい日陰、エアコンの効いている室内など)
・衣類をゆるめる(締めつけているものなど)
・身体を冷やす(特に首回り、わきの下、足の付け根など)
・水分や塩分を摂取させる(スポーツドリンクや経口補水液など)など
まずは日差しを避けて涼しい場所に移動させます。その後はボタン、ベルト、ネクタイなど締め付けているものをゆるめましょう。

そして速やかに身体を冷やします。

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