子育て情報『通信制高校受験を決めた自閉症息子。ストレスが重なり体に異変!?「学校に行かない」宣言に母は…』

通信制高校受験を決めた自閉症息子。ストレスが重なり体に異変!?「学校に行かない」宣言に母は…

身体症状まで表れる状態で、無理して頑張っていいこともあまりないのではとは思います(ただ、お子さんによっては運動会の練習を見学するなどのゆるめの近づき方がその後に良い場合もありますので、そのあたりは学校やカウンセラーなどとご相談してみてもいいと思います)。
太郎くんは、休んでいる間に放課後等デイサービスにて出願の準備を進めることができたのですね。大きなタスクに取り組む際は1つずつ取り組んだほうがいいお子さんもいるので、結果的によかったように感じます。また、出願に関する準備を保護者と家でやる場合も多いですが、保護者以外と(学校、相談機関、教育支援センター・適応指導教室、放課後等デイサービスなど)やることはそれはそれで意義のあることです。保護者だとどうしても合格してほしいという思いが強くなってしまうために、本人の思いを形にしていく過程にどうしても口を挟みたくなることもあるでしょうし、それも自然なことだと感じます。思いを言葉にすることが苦手、作文にまとめることが苦手な生徒さんは多いですが、そこを根気強く見守ってくださる面で、家庭以外のリソースを使うのは本人の成長にとってよいと思います。
体育祭期間を休むこと、その間に受験の準備はできたこと(それに取り組むだけの元気はあったこと)、そして体育祭終わったら学校に行くと自分なりの見通しを語れていること。太郎くんの自分なりの気持ちと行動の折り合いのつけ方が自分でやれている感じがして、とても成長を感じました。


https://h-navi.jp/column/article/35030241
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(コラム内の障害名表記について)
コラム内では、現在一般的に使用される障害名・疾患名で表記をしていますが、2013年に公開された米国精神医学会が作成する、精神疾患・精神障害の分類マニュアルDSM-5などをもとに、日本小児神経学会などでは「障害」という表記ではなく、「~症」と表現されるようになりました。現在は下記の表現になっています。

神経発達症
発達障害の名称で呼ばれていましたが、現在は神経発達症と呼ばれるようになりました。
知的障害(知的発達症)、ASD(自閉スペクトラム症)、ADHD(注意欠如多動症)、コミュニケーション症群、LD・SLD(限局性学習症)、チック症群、DCD(発達性協調運動症)、常同運動症が含まれます。
※発達障害者支援法において、発達障害の定義の中に知的発達症(知的能力障害)

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