2016年10月29日 11:00
小4から始まった娘へのいじめ。学校へ向かうその背中はとても寂しそうで…
私は毎朝、祈るような気持ちで娘を学校に送って行きました。どうか、娘がみんなと仲良くなれますように…今日1日、楽しく過ごせますように…。あのときの、とても寂しくて辛そうな娘の後ろ姿は、今でも忘れられません。
2週間くらい一緒に登校すると、そのうち娘は1人で登校できるようになり、私はホッとしました。けれどもそれは、すべての事の発端(神経性食欲不振症、不登校、被害妄想などのきっかけ)であった事を、当時の私は知る由もありませんでした。
漢字練習で気づいた、担任の厳しさ。相談を持ちかけるもその返答は…
出典 : http://amanaimages.com/info/infoRF.aspx?SearchKey=10568003555
不安な1年が過ぎ、娘は5年生になりました。
担任の先生は教育にはとても熱心で、毎朝10分間テストから、1日が始まるようでした。
ある日帰宅した娘が、必死になってノートに何か書いていました。よく見ると、朝の漢字テストで間違えた漢字を書いているようでした。
その夜、寝る時間になっても、娘はまだ漢字を書いていたので驚きました。「どうしたの?」と尋ねると、「漢字を1000回書かないといけない…。」との返事。
聞くと、明日までに間違えた漢字を1000回書いて提出しなければいけないようです。しかも、間違えた漢字1文字ごとに1000回なので、2文字間違えると2倍の計算です。
娘は、徹夜で間違えた漢字を1000回書き、翌朝眠そうに登校しました。
私は、どうしても納得できず後日、連絡帳に「いくらなんでも多すぎるのではないか?」と書いて担任に訴えましたが、何の返答もありませんでした。
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他にも娘の事で相談したかった私は、その後担任との面談を申し出ました。面談では、漢字練習の目的や、前の学校では給食は残しても良かった事、クラスの子どもたちにからかわれている事などを相談しました。しかし担任の言葉は、私の期待と全く異なるものだったのです。
「漢字を1000回書くのが嫌なら、間違えなければ良いのです。給食は、この学校では完食しなければいけない規則になっています。いじめられるのは、いじめられる側に問題があるのです。」
この冷たい言葉に驚きを隠せませんでした。