子育て情報『小4から始まった娘へのいじめ。学校へ向かうその背中はとても寂しそうで…』

2016年10月29日 11:00

小4から始まった娘へのいじめ。学校へ向かうその背中はとても寂しそうで…


転校を機に変化に戸惑う小4の娘。大きな壁となったのは方言だった

小4から始まった娘へのいじめ。学校へ向かうその背中はとても寂しそうで…の画像

出典 : http://amanaimages.com/info/infoRF.aspx?SearchKey=10568002485

22歳でアスペルガー症候群と診断された娘は、小学校高学年から続いたいじめにより、神経性食欲不振症、不登校、被害妄想、幻聴幻覚、解離などの二次障害が現れ、現在は入院中です。

今回はこの二次障害のきっかけとなった、小学生時代のお話です。

娘は赤ちゃんの頃から元気がよく、明るくて三枚目タイプ。いつも楽しい事をして、家族を笑わせてくれていました。ところが、幼稚園に通う頃になると、お友達との関わりが少し苦手なように見えました。

けれどもずっと1人で過ごすことはなく、小学校低学年の頃までは、お友達と遊ぶこともできていました。
仲の良いお友達もいて、いじめられた事はありませんでした。

娘が小3を終えた3月末に、主人の転勤で関東から九州へ引っ越しをしました。転居してまず驚いたのは、方言でした。その口調は怒っているように思え、なんだか叱られているような気がするのです。

言葉に慣れるのには、かなりの時間がかかりました。そんな中、引っ越し後に初めて登校した小4の始業式で、みんなの前で自己紹介をした娘は、「言葉が変っちゃ!」と笑われてしまいました。

小4から始まった娘へのいじめ。学校へ向かうその背中はとても寂しそうで…の画像

出典 : http://amanaimages.com/info/infoRF.aspx?SearchKey=11038011688

しかし、標準語が変だと言われても、どうしようもありません。
みんなが方言で話す中、方言を知らない娘は標準語をからかわれ、その上なぜか「組長」とあだ名をつけられ、それ以来いじめの対象になったのでした。

まもなく、娘は、「学校に行きたくない!」と言いだしました。

理由を聞くと、「言葉が変だと言われるし、給食の量が多すぎて食べられないから嫌だ」と言うのです。どうやら、毎日給食が食べられず、昼休みまでかかって食べている様子。

この学校では給食を完食しないといけない規則で、時には5時間目まで食べているそう。前の学校では、食べられない時は残しても良かったので、給食が嫌いではなかったのですが…。以前の学校でも、言葉で表現する事が苦手な娘でしたが、からかわれても言いたい事が言えず、加えて給食の時間も嫌で仕方なく、事態は深刻でした。

関連記事
新着子育てまとめ
もっと見る
記事配信社一覧
facebook
Facebook
Instagram
Instagram
X
X
YouTube
YouTube
上へ戻る
エキサイトのおすすめサービス

Copyright © 1997-2024 Excite Japan Co., LTD. All Rights Reserved.