子育て情報『ADHD(注意欠陥・多動性障害)とは?症状の分類と年齢ごとの特徴 、診断方法や治療まとめ』

2017年8月30日 19:00

ADHD(注意欠陥・多動性障害)とは?症状の分類と年齢ごとの特徴 、診断方法や治療まとめ

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■大人になるとADHDはどうなるの?

子どもの頃にADHDと診断された人の中には、成長につれて症状が目立たなくなったり、軽くなる人もいます。自分の特性を理解し、苦手な場面にもどのように対処するかを学ぶことで、日常生活の困難を乗り越えているひともいると考えられます。

ですが、ADHDのある大人は、子どもの頃より困難が多いと感じることも多いようです。

・親や教師のフォローがなくなる
・やることが多くなる
・大人としての行動や責任を求められる

など、周囲の環境の変化が大きいことがその理由と考えられます。
そのため、大人になると社会生活を送るのが難しくなった、と感じるADHDの人が多くいます。

また、大人になってADHDと診断を受けたり、診断を受けていない人でも同じ症状で困っている人も多くおり、大人の発達障害のなかではADHDの割合がもっとも高いと言われています。

■大人のADHDに現れる症状
大人の場合、ADHDによる特徴にはどのようなものが多くみられるでしょうか。


・計画を立てたり、順序立てて仕事や作業を行うことが苦手
・細かいことにまで注意が及ばないので、仕事や家庭でもケアレスミスが多い
・約束などを忘れたり、時間に遅れたり、締め切りなどに間に合わない
・片づけが苦手で乱雑になってしまう
・同時に多くの情報を取り入れるのが苦手なので、一度に多くの指示や長い説明をされると混乱する
・手間がかかったり、時間がかかったりして、集中が必要なものは後回しにしがち
・何かに「はまる」と、ほどほどで止めることができず、なかなか抜け出せない(読書やネットサービス、ゲームなど)
・長時間座っていることが苦手で、手足がむずむずしてくる


ADHDの診断方法

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以下は、アメリカ精神医学会のDSM-5(『精神障害のための診断と統計のマニュアル』第5版)に載っている診断基準です。該当項目が多い場合には、専門機関に一度相談してみるとよいでしょう。(DSM-5や日本精神神経医学会では「注意欠陥」ではなく「注意欠如」

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